中学硬式野球の「第46回リトルシニア日本選手権大会」は2日、東京・神宮球場などで2回戦が行われた。初戦を突破した新潟シニア(信越1位)は静岡裾野シニア(関東)と対戦し、0対4で敗れ、ベスト8進出はならなかった。これで県勢の2チームは姿を消した。
◎2日の2回戦の結果◎
<2回戦@神宮球場>
新潟シニア0-4静岡裾野シニア
新潟 000 000 0 =0
静岡 002 002 × =4
(文/岡田浩人)
中学硬式野球の「第46回リトルシニア日本選手権大会」は2日、東京・神宮球場などで2回戦が行われた。初戦を突破した新潟シニア(信越1位)は静岡裾野シニア(関東)と対戦し、0対4で敗れ、ベスト8進出はならなかった。これで県勢の2チームは姿を消した。
◎2日の2回戦の結果◎
<2回戦@神宮球場>
新潟シニア0-4静岡裾野シニア
新潟 000 000 0 =0
静岡 002 002 × =4
(文/岡田浩人)
第100回全国高校野球選手権記念大会が5日に開幕する。新潟代表として2年ぶり11回目の聖地出場となる中越は、大会初日の第3試合で北神奈川の強豪・慶応と対戦する。中越の本田仁哉監督は2年4か月前、入学したばかりの右腕・山本雅樹、そして左腕の山田叶夢(とむ)の2人の投手と、集まった選手たちを見て、「この2人で、このメンバーで、甲子園で勝てるチームを作る」と胸を躍らせたという。ところが左腕の山田は今春、左ひじの痛みから手術を余儀なくされた。今夏の新潟大会で実戦復帰した山田だったが、準々決勝で打者3人に投げ1失点で1死も取れずに降板した。しかし、本田監督、そしてチームメイトはこの山田の投球を見て、「これで戦える」と自信を持ったという。山田自身、「ケガをしたことで成長できた」と前を見据える。甲子園という大舞台での復活へ、山田は全力で腕を振る。
左ひじの手術から復活を期す中越・山田叶夢
「この間、140キロが出ました」
そう言って、山田が笑顔を見せたのはことし3月24日のことだった。一冬を越え、下半身に分厚さを増していた。「夏にはとんでもないボールを放るようになる」…そう思わせるに十分な体つきだった。
ところが、その僅か10日後、山田は新潟市の病院のベッドにいた。
「左ひじ柱頭部の疲労骨折」
全身麻酔の上、左ひじの頭の側面四か所から内視鏡を入れ、骨片を除去した。1時間半に及ぶ手術で、山田は麻酔から目が覚めるまで4時間眠っていた。
「中学時代からひじが痛むことがあって、高校入学後は痛くなかったのですが、去年の秋の県大会が終わる頃からまた痛み始めました。北信越大会も、冬の練習も、騙し騙しやっていたのですが、3月に入ってまた我慢ができないくらい痛み始めた。我慢して夏まで投げても、いずれ手術をしなければならない…それならば手術をして、夏に間に合わせたいと決断しました」
手術痕を見せる山田 よく見なければわからないほど痕は小さい
術後は「ひじの曲げ伸ばしができるようになるまで時間がかかった。本当に投げられるようになるのかと不安があった」と話す山田だが、その後の回復は早く、予定よりも「1週間から10日ほど早い」という5月半ばには短い距離でのキャッチボールができるようになった。
その頃、チームは春季県大会を戦っていた。
2年生ながら昨夏は決勝で好投を見せ、昨秋も投手陣の柱として活躍した山田。その核となる左腕の戦線離脱というアクシデントに直面したチーム。エース番号の「1」を背負った山本雅樹が連日力投を見せたが、準々決勝で左足の肉離れを発症。準決勝で敗れ、北信越大会出場を逃した。スタンドからその様子を見守っていた山田の胸には、初めて感じる思いが去来していた。
「1年生の秋からずっとベンチ入りして、試合で投げ続けてきました。自分自身、試合に出ながら、いつも試合に出ていないメンバーに感謝の気持ちを持っていたつもりでした。でも、いざ自分がケガをしてしまい、ベンチメンバーを『補助』する側の立場に回ってみてると、人のために動くことの大変さ、気持ちをくみ取ることの大切さ…そういうことに気づかされました。自分自身は感謝の気持ちをしっかり仲間に伝えることができていたのか…改めて気持ちを込めて『ありがとう』を伝えなければと思いました。試合に出られることは当たり前なことではない。ケガをしてそういうことに気づきました」
そして、山田ははっきりとこう続けた。
「ケガをしたことで自分自身、成長できました」
山田は6月に実戦復帰。6月17日の練習試合では埼玉県のチームを相手に3回を投げ無失点と好投を見せた。
夏の新潟大会では準々決勝で初登板・初先発。1回裏、四球、死球、レフト線への適時二塁打で1点を失い、打者3人、僅か16球で降板した。結果だけ見れば、山田は投手として結果を残すことができなかった。ただ打撃では本塁打を放つなど4安打4打点の大当たり。そして試合後の山田は投球についても、前向きだった。
「思ったよりも緊張をしなかった…それが悪かった。気持ちがベストでない状態で試合に入ってしまった。きょうは試合への入り方をつかむことができた。ボールの感じは悪くなかった」
決勝戦では攻撃の合間にブルペンで投げ込み、登板を待った。試合は山本が完投し、山田の登板はなかったが、ブルペンでは力のあるボール、そしてキレのある変化球を投げ込んでいた。甲子園出場を決めた後、山田は「結局、夏も山本に任せてしまうことになってしまいました」と苦笑いを見せ、山本への感謝の言葉を述べた。
優勝メダルを手に笑顔を見せる山田
本田監督は言う。「この大会は、山田が実戦で投げたという事実が大きい。打撃で貢献してくれたが、山田がマウンドに戻ってきたということは、山本にとってもチーム全体にとっても、大きな安心感を与えてくれました」。小鷹主将も「アウトこそ取れなかったが、山田は気持ちの強い選手。山本と山田と、2人が投げるとチームに安心感がある。甲子園で勝つには2人が必要」と話す。
長岡での練習最終日となった7月29日。山田は実戦形式でマウンドに立ち、打者から空振り三振を奪うなど力強い球を投げた。調子は徐々に上がっているという印象を与えた。
「以前は打席に打者が立つと投げづらいという気持ちがありましたが、きょうは感覚がよかった。いつでも試合で投げられるよう、野手からもマウンドへ行けるように調整もしたい。山本を助けられるような投球、持ち味である直球で空振りを取れる投球をしたい。これまでチームのみんなから助けてもらってきたので、甲子園ではチームを救うことができる投球をしたいと思っています」
実戦練習で打者を相手に投げ込む山田 調子は上がっている
夢が叶う、と書いて、叶夢(とむ)と読む名前は両親が名づけてくれたという。
「珍しい名前で自分では気に入っています」
そして、こう言った。
「甲子園で勝つことが『夢』です。ケガをして、手術をして、両親にもチームにも迷惑をかけました。その分、両親、そしてチームのみんなに甲子園で恩返ししたいんです」
ケガを乗り越え、成長を遂げた左腕が、聖地のマウンドで復活の投球を見せようとしている。
(取材・撮影・文/岡田浩人)
「第100回全国高校野球選手権記念大会」に新潟代表として2年ぶり11回目の出場を果たした中越高校のベンチ入りメンバー18人と記録員を前編・後編の2回に分けて紹介する。
※名前・読み方・学年・守備位置・出身中学(硬式出身チーム)・身長体重・投打
①山本雅樹(やまもと・まさき)3年・投手
直江津中 176センチ 83キロ 右投右打
この夏はエースとして新潟大会で先発を重ねてきた。直江津中で中2の夏に四番打者・一塁手として全国ベスト4を経験。中3から投手。「テレビで甲子園で戦う中越を見て、進学を決めた」と話す。入学時から本田監督が「今井啓介以来の逸材」と話し、2年に入ると実戦経験を重ねてきた。ただ、この夏は初戦で6失点。「チームに迷惑をかけた。体の開きが速かった。徐々に試合の中で修正する力がついた」と振り返る。大会が進むごとに調子を挙げ、準決勝、決勝は2試合連続で完投。最速142キロの直球とスライダーが持ち味。甲子園では「テンポよく、攻撃に繋がる投球をして、持ち味の直球で抑えたい」と意欲を見せる。
②小鷹葵(こたか・あおい)3年・捕手
燕中 171センチ 80キロ 右投左打
四番で捕手、そして主将。チームの要である。新潟大会では打率・520、3本塁打、10打点と活躍。お立ち台では苦しかった2年4か月が頭に浮かび、涙を見せた。エリートではない。中学卒業時、希望した公立高校の受験に不合格。中越に入学した時も「最初ははじっこの方だった。みんなを下から見上げていた」。1年夏、投手に返球できなくなる「イップス」になり、「初めて野球をやめようと思った」。しかし「そこから這い上がろうと思った」。悔しさをバネに2年春からベンチ入り。去年夏は決勝で最後の打者になり、涙をこぼしたが、全てはこの夏に報われた。ただし小鷹の目標は甲子園に出ることではない。「新潟県民の皆さんの期待もある。まずは1勝しか見ていない。そしてもっと上へ行きたい」と前を見据える。
③安達大和(あだち・やまと)3年・一塁手
片貝中 177センチ 77キロ 右投右打
春の県大会準々決勝で1試合2本塁打をマーク。パンチ力のある打撃が持ち味である。「地元出身の選手たちで甲子園に出て、優勝を狙いたい」と中越を志望した。2年秋の北信越大会からベンチ入りも、なかなか結果が出なかったが、「春の準々決勝で五番に上がり、(2本塁打という)結果を出せたことで自信がついた」と語る。スタンドからの応援ソングは名前にかけて『宇宙戦艦ヤマト』。甲子園では「自分のスイングをすること。そうすれば自然と結果が出る」と自然体で臨む。
④広瀬航大(ひろせ・こうだい)1年・二塁手
分水中(新潟シニア)176センチ 66キロ 右投左打
「小さい時から中越のグレーのユニフォームがカッコいいと思ってきた。阿部拳斗さんや渡邉雄大さんの活躍を見ていた」と中越入り。1年夏から二塁手のレギュラーの座を勝ち取った。本田監督も「1年夏でのレギュラー起用は初めて」と話す期待の選手。新潟大会では思い切りのいい打撃でチャンスメイクや打点を稼いだ。「自分の役割を考えて、どうやったら勝ちに繋がるプレーができるかを考えた」と話す。甲子園では「いい投手相手でも自分の持ち味であるフルスイングをしたい」と話す。
⑤品田悠太(しなだ・ゆうた)3年・三塁手
柏崎松浜中(柏崎シニア)169センチ 72キロ 右投左打
柏崎シニアでは捕手。「中学の時、中越が優勝した(2015年)のを見て入学を決めた」。入学後は1年秋から外野手に転向。三塁手を始めたのは3年春になってから。その後、初のベンチ入り、そしてレギュラーを勝ち取った。努力を重ね、「いろいろな守備位置に挑戦してチャンスを掴めたことがよかった」と語る。左投手相手でも結果を残し、本田監督の信頼も厚い。甲子園では「県大会と同様、繋ぐところは繋ぐ、走者を還すところは還せるよう、自分の役割を果たしたい」と力を込める。
⑥坂井翔太(さかい・しょうた)3年・遊撃手
紫雲寺中(新発田シニア)174センチ 71キロ 右投右打
プロスカウトが注目する強肩・強打・俊足の三拍子揃った中心打者。坂井自身は「メンタルが弱かったので、そこを強くできる。自分が変われるきっかけができるのでは」と中越進学を決めた。1年秋から遊撃手。新潟大会では打率・417、1本塁打、11打点。「ボールを見極めることができ、いい結果に繋がった」と振り返る。「15、16年と中越の甲子園を見てきたが、長打で点を取ることが少なかった。今年は長打で得点したい」と自らのバットで勝利を引き寄せる。
⑦長岡真男(ながおか・まお)3年・外野手
分水中(新潟西シニア) 172センチ 66キロ 右投右打
不動の一番打者。中学時代から外野手を経験。「甲子園に行きたかったので中越を選んだ」と話す。入学後は「練習が厳しくて、ついていけるかと不安だった」というが、1年冬から2年春にかけて、坂井ら仲間と一緒に夜遅くまで打撃練習をしてきた。その甲斐あって2年春からベンチ入りを果たす。甲子園では「四球でも安打でも自分が必ず塁に出て、中軸で本塁に還ってくる。最初にホームを踏みたい」と意気込んでいる。
⑧小出颯太(こいで・そうた)3年・外野手
小千谷中(長岡シニア)175センチ 72キロ 右投左打
50メートル6秒1という俊足をいかし、外野守備でチームに貢献する。打順は九番だが、内野の頭を越える、外野の間を抜く、という相手の嫌がる打球でダイヤモンドを駆け回る。「2015年に甲子園に出場した代を見て、中越で甲子園に行きたいと思った」と入学の理由を話す。1年秋にベンチ入りも、2年は春夏秋ともベンチ外。苦手だった状況に応じた判断とプレーを練習で繰り返してきた。甲子園では「低い打球を打って先の塁を狙う。1点でも多く取りたい」と力を込める。
⑨山田叶夢(やまだ・とむ)3年・投手・外野手
荒川中(新発田シニア)173センチ 76キロ 左投左打
右の山本ともに、中越の双璧をなす左腕。最速140キロの直球とキレのあるスライダーが武器も、今春に左ひじを手術し、今夏の新潟大会では打者3人だけへ投じただけだった。しかし、「実戦感覚が戻ってきた。変化球の制球もよくなってきた」と甲子園での投球へ、手応えを掴んでいる。中学3年生の時に、本田監督と話した時、「この監督についていけば甲子園に行ける」と直感したという。甲子園では「持ち味の真っすぐで空振りを取れる投球を」と復活を誓っている。
(取材・文/岡田浩人 撮影/嶋田健一)
「第100回全国高校野球選手権記念大会」に新潟代表として2年ぶり11回目の出場を果たした中越高校のベンチ入りメンバー18人と記録員を前編・後編の2回に分けて紹介する。
※名前・読み方・学年・守備位置・出身中学(硬式出身チーム)・身長体重・投打
⑩広川俊也(ひろかわ・としや)3年・外野手
長岡西中 175センチ 65キロ 右投右打
外野手の控え。強肩が武器。16年に甲子園出場を果たした代の主将・広川健介さんの弟で、「入学時は捕手で、15年の波方(凌)さんに憧れて入学した」と話す。ただ入学してみると「想像以上の練習だった」という。全体練習後も必死に自主練習で汗を流し、昨秋、外野手としてベンチ入りを果たした。副将として小鷹主将をサポートしながらまとめ役を果たした。。甲子園では一塁コーチとして、大きな声を出し、「代打で出る機会があれば流れを変える一振りをしたい」と力を込める。
⑪小林洸誠(こばやし・こうせい)2年・投手
柿崎中(上越シニア)171センチ 66キロ 右投右打
新潟大会では脇腹痛のケガのためベンチ入りしていなかったが、ケガも治り、甲子園からベンチ入り。投手のほか、外野手もこなす器用さを持つ。「中3の時に2年連続で甲子園出場…ここに来れば甲子園に行けると考えた」と進学した理由を話す。直球で押していきながら、変化球でタイミングを崩すのが投球の持ち味。甲子園では「連れて行ってもらった甲子園。3年生に感謝して、出場機会があれば精一杯プレーしたい」と話す。
⑫本間勘亮(ほんま・かんすけ)3年・捕手
堤岡中(長岡シニア)174センチ 83キロ 右投右打
捕手の控え。「小鷹も捕手だが、何があるかわからない。いつでも出場できる準備をしている」。15年に甲子園に出場した先輩が中学の同窓で、「甲子園に行くために中越に来た」と話す。流れを変えるプレーや打撃を期待される役割。昨夏の練習試合11連戦で、打撃や捕手のリードで結果を残した。「あの結果があったから今がある」。甲子園では「代打や、流れを変える場面、小鷹の緊急事態には自分がマスクを被るしかない。出場の場面が来たら自信を持ってプレーしたい」と力を込める。
⑬石井太朗(いしい・たろう)3年・内野手
聖籠中(新発田シニア)173センチ 82キロ 右投左打
新発田シニアの出身。中3の時、同じ新発田シニアOBで15年の中越の主将だった齋藤颯さんから『人間性も育つし、甲子園に近い。自分たちは甲子園で勝てなかったが、お前たちは勝ってくれ』と言われて、中越を選んだ。昨秋は四番も任されたが、9月に手首をケガ。春には手術を経験した。夏、ようやく復帰した。「勝負は1打席。その1打席にどれだけ集中して、決めることができるか。1打席に懸ける」と甲子園での出場に備える。
⑭川島悠弥(かわしま・ゆうや)3年・内野手
江陽中(長岡シニア)171センチ 67キロ 右投左打
内野手の控え。7月29日の練習では猛暑の中、最後までノックを受け続け、チームのムードメーカー役としての役割を果たした。「集まるメンバーを聞いた時に一番甲子園に近いと思った」と中越を志望。昨夏、新潟大会決勝で敗れた後、「練習試合が続く中、必死に頑張った」と振り返る。試合では三塁のランナーコーチとして、声を出すとともに、「走者に場面を伝えた上で、的確な判断をしなければ」と気を引き締める。「甲子園では勝つことに集中して全力を注ぎたい」と目と声でサポートする。
⑮髙野海輝(たかの・かいき)3年・外野手
青葉台中(長岡東シニア)167センチ 70キロ 右投右打
外野手の控え。「中学から甲子園に行きたくて中越に来た」と話す。昨秋の県大会、「チャンスで三振してしまった。春に絶対に結果を出したかった」と振り込んできた。その結果、春の順位決定戦で適時打を放つなど勝負強さを見せた。「同期が2年生からスタメンに入り、その活躍を見て刺激を受けてきた。負けないようにと練習してきた」と努力で右の代打の切り札としての地位を築いた。「一振りで球場の雰囲気を変えたい。驚かせたい」と出場の場面に備えている。
⑯佐藤旦有夢(さとう・あゆむ)1年・内野手
両川中(新潟江南シニア)179センチ 75キロ 右投右打
新潟江南シニアでは日本代表に選ばれた経験を持つ。「打撃が柔らかい」(本田監督)と初戦の三条戦で遊撃手としてスタメン出場。初安打を放った。しかし2回には2失策。「緊張した。焦ってしまった。1つめの失策を引きずった」と苦笑い。ただ、「初めての大会で、大舞台の甲子園の切符を掴むことができて、貴重な経験をさせてもらいうれしい」と前を見る。甲子園では「自分にできることをしっかりしたい」と落ち着いた声で話す。
⑰須田翼太(すだ・らんた)3年・外野手
堀之内中 164センチ 56キロ 左投左打
「翼」に「太」で「らんた」と読む。「最初は読んでもらえません」と笑う。兄が中越OBで遊撃手だった。「甲子園に出れなかった兄を越えたい」と中越に入学した。足がアピールポイントだが、「50メートル走は速くないが、塁間の速さが持ち味」と語る。昨秋からベンチ入りを果たしたが、「去年の夏に負けた後、スタンドから『変わらなければ』と感じた。特に持ち味をいかすためバント練習を多くした」と話す。「武器をいかしてチャンスをいかすプレーをしたい」と意欲を見せる。
⑱佐藤雅之(さとう・まさゆき)3年・投手
長岡西中 171センチ 64キロ 左投左打
直球の球速は130キロ台半ばだが、「追い込んでから投げる変化球の制球、キレで勝負する」。中学時代はエースとして県大会に出場。中学の先生から中越を勧められたという。最初は「練習についていくのがやっと」だったが、腐らず努力を重ねた。その結果、6月末にエコスタで行われた「引退試合」で結果を残し、初のベンチ入りを勝ち取った。甲子園へ向けて、「(山本、山田の)2人がピンチの場面で救えるようにと思っている。相手のレベルは上がるが強気の投球を心掛けたい」と意気込む。
<記録員>石田圭祐(いしだ・けいすけ)3年・堤岡中
内野手だったが、2年夏が終わった段階で記録員になった。「最初はプレーしたかったが、秋春夏と自分の役割を果たせるならやり甲斐のある仕事」と前向きに備える。新潟大会で優勝して、本田監督の隣で校歌を歌いながら、「優勝した実感がなかなか湧かなかった」と笑う。「選手は自分のことで精一杯になる。その分、自分がいろいろなところに目を配り、選手のサポートをし、勝利に近づけることができれば」と言う。「記録員はたった1人」と誇りを持ち、甲子園でも選手のサポート役に徹する。
(取材・撮影・文/岡田浩人 撮影/嶋田健一)
第100回全国高校野球選手権記念大会は5日に甲子園球場で開幕し、1回戦3試合が行われた。新潟代表・中越は北神奈川代表・慶応と対戦。7回に同点に追いついたが、9回にサヨナラ打を打たれ、2対3で敗退。24年ぶりの甲子園勝利はならなかった。
◎5日の1回戦の試合結果◎
<甲子園>
中越2-3慶応(9回サヨナラ)
中越 001 000 100 =2
慶応 101 000 001 =3
(バッテリー)
中越:①山本、⑨山田、①山本、⑨山田、①山本、⑨山田-小鷹
慶応:①生井、⑩渡部-善波
(二塁打)
中越:小鷹(3回)
(試合内容) ※公式記録と異なる場合があります
・9回裏 慶応 ⑥奥村 遊ゴロ ⑦渡部 見三振 ⑧善波 四球 ⑨関 右前H 中越投手交代⑨山田、山本はライトへ ①宮尾 中前Hで1点
・9回表 中越 慶応のライト①生井→⑰関に代わってセンター、根岸がライト ⑧山本 空三振 ⑨小出 二ゴロ ①長岡 三ゴロ 無得点
・8回裏 慶応 ②大川 中飛 ③下山 左前H ④廣瀬 空三振 ⑤根岸 中飛 無得点
・8回表 中越 ③坂井 遊ゴロ ④小鷹 四球 ⑤安達 右前Hで1、3塁 ⑥山田 バント空振り、3塁飛び出しアウト→中前H 慶応投手⑩渡部、ライトに生井 ⑦広瀬 空三振 無得点
・7回裏 慶応 ⑧善波 空三振 ⑨生井 遊ゴロ 中越投手⑨山田が再登板。山本はライト ①宮尾 見三振 無得点
・7回表 中越 慶応代打吉川がレフトへ ⑦広瀬 左前Hとレフト後逸で生還、1点 ⑧山本 空三振 ⑨小出 遊ゴロ ①長岡 左前H ②品田 二盗→投ゴロ 得点1
・6回裏 慶応 ④廣瀬 遊直 ⑤根岸 四球 中越投手①山本、山田はライトへ ⑥奥村 見三振 ⑦代打⑬吉川 投ゴロ 無得点
・6回表 中越 ④小鷹 二ゴロ ⑤安達 遊ゴロ ⑥山田 一ゴロ 無得点
・5回裏 慶応 ①宮尾 左飛 ②大川 見三振 ③下山 左飛 山田三者凡退に抑える 無得点
・5回表 中越 ①長岡 空三振 ②品田 バント三ゴロ ③坂井 遊ゴロ 無得点
・4回裏 慶応 ⑦石田 見三振 ⑧善波 中飛 投手交代⑨山田 ⑨生井 遊ゴロ(山田137㌔計測) 無得点
・4回表 中越 ⑦広瀬 左前H ⑧山本 バント捕邪飛 ⑨小出 二盗失敗→三ゴロ 無得点
・3回裏 慶応 ①宮尾 二内野安打 ②大川 右前Hで1、3塁 ③下山 一ゴロ、3塁走者生還で1点 ④廣瀬 遊直(坂井Fineplay!) ⑤根岸 四球 ⑥奥村 遊ゴロ 得点1
・3回表 中越 ②品田 三ゴロ ③坂井 二ゴロ ④小鷹 左線二塁打 ⑤安達 右前適時打で1点 ⑥山田 遊ゴロ 得点1
・2回裏 慶応 ⑦石田 三飛 ⑧善波 空三振 ⑨生井 左飛(141㌔) 無得点
・2回表 中越 ⑥山田 見三振 ⑦広瀬 四球 ⑧山本 空三振 ⑨小出 捕内野安打 ①長岡 牽制暴投で2、3塁→二ゴロ 無得点
・1回裏 慶応 ①宮尾 左前H(山本140㌔) ②大川 左飛 ③下山 死球で1、2塁 ④廣瀬 空三振(138㌔) ⑤根岸 中前Hで1点 ⑥奥村 空三振(4球目141㌔) 得点1
・1回表 中越 ①長岡 四球(生井140㌔) ②品田 犠打で2塁 ③坂井 四球 ④小鷹 一ゴロで2、3塁 ⑤安達 遊ゴロ 無得点
(先発メンバー)
先攻:中越
①左 長岡
②三 品田
③遊 坂井
④捕 小鷹
⑤一 安達
⑥右 山田
⑦二 広瀬
⑧投 山本
⑨中 小出
後攻:慶応
①遊 宮尾
②左 大川
③三 下山
④一 廣瀬
⑤中 根岸
⑥二 奥村
⑦右 石田
⑧捕 善波
⑨投 生井
(文/岡田浩人)
「第39回北信越中学校総合体育大会」は7日、石川県で開幕。軟式野球の部に新潟県代表として関屋中(新潟1位)と聖籠中(新潟2位)が出場。聖籠中が1回戦で強豪の星稜中(石川2位)に3対1で逆転勝ち。2回戦で東御東部中(長野1位)に延長9回、1対0でサヨナラ勝ちし、8日の準決勝に進出した。関屋中は2回戦で丸岡中(福井2位)に延長9回、逆転サヨナラ負けで惜敗した。8日は石川・小松市の弁慶スタジアムで準決勝2試合と決勝が行われ、決勝進出の2校が広島県で開催される全国中学校軟式野球大会(全中)に出場できる。
2回戦 聖籠中1-0東御東部中
延長9回裏、聖籠中の主将・松田蓮が左前にサヨナラ適時打を放つ
◎7日の試合結果◎
<2回戦@弁慶スタジアム>
聖籠中1-0東御東部中(長野1位)(延長9回サヨナラ)
東部 000 000 000 =0
聖籠 000 000 001 =1
→聖籠中が8日の準決勝へ。中央中(福井1位)と対戦
(バッテリー)
東部:⑩花岡-関航
聖籠:①泉-松田恵
(試合内容)
・延長9回裏、聖籠中が2死1、2塁から二番松田蓮の右前適時打でサヨナラ勝ち
・延長9回表、東部中、三、四、五番、三者凡退
・延長8回、東部中は1死から四球も併殺で無得点。聖籠中は三者凡退
・7回終了時点で0対0。試合は延長戦へ
・6回裏、聖籠中は1死満塁から外野フライも3塁走者動かず。2死満塁から三振で得点できず
・5回裏、聖籠中は3安打で2死満塁も無得点
<2回戦@寺井野球場>
関屋中3-4丸岡中(福井2位)(延長9回サヨナラ)
関屋 000 100 011 =3
丸岡 000 100 012 =4
(バッテリー)
関屋:①横山-本間
丸岡:①今川-荒木
(試合内容)
・延長9回裏、1死から4連続四球で押し出し同点、投ゴロ本塁悪送球でサヨナラ
・延長9回表、関屋中が2死2塁から一番・大塚の適時三塁打で1点勝ち越し
・延長8回裏、丸岡中が一番荒木の適時二塁打で同点。なお2死2、3塁も関屋中の①横山、四番を三振に取る。
・延長8回表、関屋中が2死1塁から五番・本間陸の左中間適時二塁打で1点勝ち越し
・6回裏、丸岡中の先頭が三塁打。無死3塁も、関屋中の①横山が踏ん張り、三ゴロ、投飛、三振でピンチ脱する
・5回表、関屋中は2死から3連続遊内野安打で満塁も無得点
・4回裏、丸岡中が1死から安打、二盗と捕手の送球失策で1死3塁として、投ゴロの間に1点を入れ同点に
・4回表、関屋中が2死3塁から五番・本間陸の内野安打で、二塁打で出塁の米山進が生還し先制
・1回表、関屋中は四球で出塁も牽制アウト。1回裏、関屋中①横山、快速球で三者凡退2三振
<1回戦@弁慶スタジアム>
聖籠中3-1星稜中(石川2位)(試合終了)
聖籠 000 003 0 =3
星稜 100 000 0 =1
→聖籠中は2回戦へ
(バッテリー)
聖籠:①泉-松田恵
星稜:①網谷、⑦鈴木、①網谷、⑥出村-佐々木
(試合内容)
・6回表、・聖籠中、1死2塁から一番・宮下雅の三塁打で同点。二番・松田蓮の内野安打で逆転。四番・青木の犠飛で1点追加。この回3点
・5回表、聖籠中は先頭が内野失策で出塁も、次打者で捕手からの牽制死。聖籠中、5回まで毎回走者出すも無得点
・聖籠中のエース左腕①泉、3回、4回と星稜打線を三者凡退に抑える
・4回表、聖籠中が1死1塁から四番・青木の左越え二塁打で1塁走者が本塁突くも星稜中の好連係でタッチアウト
・3回表、聖籠中が2死から九番・本間崇の二塁打で好機も無得点
・1回裏、星稜中が2死満塁から押し出し四球で1点先制
(取材・文/岡田浩人)
「第39回北信越中学校総合体育大会」の軟式野球競技は8日、石川県小松市で準決勝と決勝が行われ、新潟県代表の聖籠中(新潟2位)は準決勝で福井県代表の中央中(福井1位)に0対5で敗れ、全国大会出場はならなかった。なお優勝は内灘中(石川1位)、準優勝は中央中(福井1位)で、両校が広島県で開催される全国中学校軟式野球大会(全中)に出場する。
準決勝で敗れた聖籠中 全国大会出場はならなかったが見事な戦いを見せた
◎8日の試合結果@弁慶スタジアム◎
<準決勝>
②聖籠中(新潟2位)0-5中央中(福井1位)
中央 130 000 1 =5
聖籠 000 000 0 =0
→聖籠中は全中出場ならず北信越3位
(バッテリー)
中央:①中村-市村
聖籠:①泉-松田恵
(試合内容)
・7回裏、1死1、3塁も併殺で試合終了
・7回表、中央中、2死2塁から三番・平澤の右前適時打で1点追加
・6回裏、聖籠中、三、四、五番、三者凡退
・6回表、中央中、1死から四球も無得点
・5回裏、聖籠中、先頭の八番・本間愛の中前Hから犠打で1死2塁も、後続倒れ無得点
5回表、中央中、二、三、四番、三者凡退
・4回裏、聖籠中、先頭の四番・青木が中越え二塁打で無死2塁も、バント捕邪飛、空三振、三邪飛で無得点
・4回表、中央中、四球から2死2塁も無得点
・3回裏、聖籠中、2死から二番・松田蓮が左前Hで出塁も無得点
・3回表、中央中、三者凡退
・2回裏、聖籠中、五番・羽田の内野安打、四球で1死1、2塁も無得点
・2回表、中央中、中前Hと失策、四球、バントHで無死満塁から九番・嶋崎の右前適時二塁打で2点追加。さらに内野ゴロの間に1点追加
・1回裏、聖籠中は三者凡退
・1回表、中央中が2死1、3塁から五番・中村の左前適時打で先制
<準決勝>
①内灘中(石川1位)6-1丸岡中(福井2位)
内灘 100 031 1 =6
丸岡 000 010 0 =1
<決勝>
③内灘中(石川1位)3-2中央中(福井1位)
中央 020 000 0 =2
内灘 012 000 × =3
→内灘中が優勝、中央中が準優勝、両校が全国大会へ
(取材・撮影・文/岡田浩人)
次世代の主力選手育成と地域貢献を目的に開催されている「大学野球サマーリーグ」が9日、三条市で開幕した。会場の三条パール金属スタジアムや見附運動公園を管理する株式会社丸富と大学生を中心にした「実行委員会」が主催、企画運営し、今年で4回目の開催となる。慶応大、明治大、立教大、東洋大、筑波大に加え、今回は早稲田大が初参加。2年ぶりの参加となる地元の新潟医療福祉大と合わせ、過去最多となる7大学が参加した。大学と地元高校との練習試合も実施される。12日まで三条パール金属スタジアムと見附運動公園野球場で計20試合が行われる予定。
初参加の早稲田大は最終回に立教大に2点を奪われ、3対3の引き分けに終わった
◎9日の試合結果◎
<三条パール>
①慶応大8-2新潟医療福祉大(8回時間切れ)
慶応 300 410 00 =8
医福 010 010 00 =2
(勝)日置
(負)桐敷
(二塁打)小原、正木、亀川(慶)
(三塁打)荒木(新)
(本塁打)正木、橋本(慶)、西野(新)
新潟医療福祉大の先発・桐敷拓馬(1年・本庄東)
1回表、慶応大は満塁から正木智也(1年・慶応)が走者一掃の二塁打を放つ
2回裏、新潟医療福祉大は西野護(2年・村上桜ヶ丘)のソロ本塁打で1点を返す
②明治大3-1筑波大
筑波 000 000 100 =1
明治 000 200 10 × =3
(勝)中山
(負)森
(二塁打)天具、井口(筑)
(三塁打)上中尾(筑)
(本塁打)松下(明)
明治大の先発・中山晶量(2年・鳴門) 7回を投げ1失点の好投
③早稲田大3-3立教大(8回時間切れ、引き分け)
早稲 003 000 00 =3
立教 000 001 02 =3
(二塁打)西田2、橋内(早)
(三塁打)小澤(立)
試合前、両校に地元・パール金属株式会社より折り畳みチェアが贈られた
5回から登板した立教大・廣田祥一朗(2年・新潟明訓) 2回を投げ無失点
最終回の8回裏、立教大は満塁から土屋の右前適時打で2点を入れ同点に
◎10日(金)の試合予定◎
<三条パール>
①8:00 慶応大×筑波大
②10:45 慶応大×東洋大
③13:30 早稲田大×筑波大
④16:15 立教大×東洋大
<見附運動公園>
①8:30 長岡大手高×早稲田大
②11:30 立教大×明治大
③14:15 帝京長岡高×明治大
(取材・撮影・文/岡田浩人)
三条市と見附市で開催されている「大学野球サマーリーグ」は2日目の10日、7試合が行われた。三条パール金属スタジアムの第4試合では、立教大2年で長岡大手高出身の南田大輝投手が先発、敗戦投手となったが地元で成長した姿を見せた。11日は2球場で計6試合が予定され、三条パールで行われる“早慶戦”では両校による応援合戦も繰り広げられる。
三条パールの第4試合 立教大の先発・南田大輝(2年・長岡大手)
◎10日の試合結果◎
<三条パール>
①慶応大1-1筑波大(7回時間切れ、引き分け)
筑波 000 000 1 =1
慶應 000 100 0 =1
(二塁打)小原、植田響(慶)
②東洋大8-3慶応大(7回時間切れ)
東洋 001 020 5 =8
慶應 001 101 0 =3
(勝)山下(東)
(負)衛藤(慶)
(二塁打)牧(東)、小原、橋本(慶)
(本塁打)正木(慶)
③早稲田大3-2筑波大(9回サヨナラ)
筑波 101 000 000 =2
早稲 000 000 003 =3
(勝)森田(早)
(負)園田(筑)
(二塁打)真中(早)
(三塁打)太田(早)、上中尾(筑)
④東洋大6-2立教大(8回時間切れ)
東洋 002 010 03 =6
立教 010 100 00 =2
(勝)有馬(東)
(負)南田(立)
(二塁打)岡崎2(東)、中嶋、渡辺康(立)
(三塁打)佐々木(東)
<見附運動公園>
①早稲田大9-3長岡大手高
大 手 200 101 000 =3
早稲田 002 500 200 =9
(勝)長柄
(負)川瀬
(二塁打)渡邊樹2(大)中島、福島(早)
②明治大9-1立教大(7回時間切れ)
明治 230 200 2 =9
立教 100 000 0 =1
(勝)米原
(負)浦
(二塁打)前田(明)
③明治大9-1帝京長岡高
帝京 001 000 000 =1
明治 210 311 10 × =9
(勝)市岡
(負)羽賀
(二塁打)藤江(明)
(本塁打)今村、藤江(明)
◎11日(土)の試合予定◎
<三条パール>
①8:00 立教大×三条高
②11:00 慶応大×早稲田大(両校の応援団による応援合戦あり)
③14:15 明治大×早稲田大
<見附運動公園>
①8:30 東洋大×明治大
②11:45 東洋大×筑波大
③15:30 慶応大×立教大
11日の三条パールの第2試合・早慶戦では三条高校吹奏楽部が応援合戦に加わる
(取材・撮影・文/岡田浩人)
三条市と見附市で開催されている「大学野球サマーリーグ」は3日目の11日、6試合が行われた。三条パール金属スタジアムの第2試合では早稲田大と慶応大による“早慶戦”がサマーリーグで初めて実現し、両校の応援団による迫力ある応援合戦も披露された。試合は早稲田大が6対0で慶応大に勝利した。最終日となる12日は4試合と閉会式が行われ、個人表彰なども予定されている。
三条パール第2試合
6回裏、追加点を挙げる早稲田大 応援合戦も盛り上がりを見せた
◎11日の試合結果◎
<三条パール>
①立教大11-0三条高(8回時間切れ)
三条高 000 000 00 =0
立教大 001 400 6 × =11
(勝)佐山
(負)熊倉
(二塁打)渡辺能、高崎、熊澤、田中夢、小西(立)
(三塁打)野田(立)
②早稲田大6-0慶応大
慶 応 000 000 000 =0
早稲田 000 102 03 × =6
(勝)早川
(負)森田
(二塁打)太田、橋本(早)
(本塁打)井村(早)
慶応大の先発・森田晃介(1年・慶応)
三条高校吹奏楽部の演奏も加わった両校の応援合戦にスタンドは盛り上がった
③明治大3-3早稲田大
明 治 000 020 010 =3
早稲田 000 110 100 =3
(長打なし)
<見附運動公園>
①明治大3-2東洋大
東洋 000 010 010 =2
明治 002 000 10 × =3
(勝)中山
(負)有馬
(本塁打)笹倉(東))
②筑波大3-2東洋大
東洋 000 000 200 =2
筑波 001 101 00 × =3
(勝)浅井(筑)
(負)赤木(東)
(二塁打)小林直2(東)、上中尾、片岡(筑)
(三塁打)佐々木(東)
③立教大8-1慶応大
立教 000 026 000 =8
慶応 100 000 000 =1
(勝)栗尾
(負)杉原
(二塁打)藤元(慶)、小澤、佐々木良2、廣田龍、中嶋(立)
◎12日の試合予定◎
<三条パール>
①8:30 筑波大×新潟県央工高
②11:30 慶応大×明治大
※15:30 閉会式
<見附運動公園>
①8:30 早稲田大×東洋大
②11:30 筑波大×立教大
(取材・撮影・文/岡田浩人)
新潟南高校の監督として1984年夏の甲子園で新潟県勢戦後初のベスト8入りを果たした関川弘夫氏(70)が今春、瑞宝小綬章を受章した。受章を記念した祝賀会が11日、新潟市のホテルで開催され、野球部の教え子ら約100人が集まり、関川氏の受章を喜んだ。
教え子から花束を贈られ、笑顔を見せる関川弘夫氏(左)右隣はマサ子夫人
関川氏は1947年に新潟市で生まれ、新潟南高校、日本大学を経て、1971年に新潟養護学校で教師生活をスタートさせた。1979年に母校である新潟南高校に赴任し、野球部監督に就任。1984年夏の甲子園に初出場を果たし、新潟県勢として戦後初のベスト8に進出。1989年夏には2度目の甲子園出場を果たした。糸魚川白嶺高校や新発田農業高校の校長を経て、2008年春に退職。現在は妙高市の全日本ウィンタースポーツ専門学校の校長を務めている。
ことし4月、公共の業務に長年従事した人に贈られる瑞宝小綬章を受章。教え子の有志が発起人となって祝賀会を催した。1984年の主将・青山准さんやエース・林眞道さん、1989年のエースで四番打者だった渋倉崇行さんなど、教え子を中心に約100人が集まり、恩師の受賞を喜んだ。
祝賀会には教え子ら約100人が集まった
発起人の1人で1984年夏の甲子園メンバー・荒井宏幸さん(51)は「きょうは甲子園の大会7日目。1984年の初陣を飾った京都西に勝ったのも大会7日目で、縁を感じる」と挨拶。
謝辞に立った関川氏は「甲子園にはエネルギーがある。作詞家の阿久悠さんはそれを『感』という言葉で表した。感動、感激、感謝、感銘、感覚、感性…いろいろな感が1つになってこそ、現代人が忘れたエネルギーが発せられる。それが明日への糧だと言っていた。きょうは『感』というボールを皆さまに投げたい」と話し、「今回の受章は皆様と学校関係者、野球関係者、家族との縁があり、縁が運を生んだ。運が切磋琢磨し、今日を生んだ。皆様と一緒にいただいた叙勲。心に刻んで生きていきたい」と感謝の言葉を述べた。関川氏と参加者は約3時間、思い出話に花を咲かせた。
(取材・撮影・文/岡田浩人)
三条市と見附市で開催された「大学野球サマーリーグ」は最終日の12日、4試合と閉会式が行われた。三条パール金属スタジアムでは筑波大が地元・新潟県央工高と対戦。終盤に新潟県央工高が追い上げたが、筑波大が5対3で逃げ切った。参加した7大学のうち、新潟医療福祉大を除く6校によるリーグ戦の結果、優勝は明治大(3勝1敗1分)で、準優勝は早稲田大(2勝1敗2分)となった。
なお個人賞は、首位打者が打率・714で小林直輝(東洋大2年)、打点が5打点で田村翔大(明治大2年)と正木智也(慶応大1年)、最優秀防御率が11回を投げ防御率0・00だった土井涼(慶応大3年)、の各選手に輝いた。
閉会式終了後、記念撮影に収まる6大学の選手たち
◎12日の試合結果◎
<三条パール>
①筑波大5-3新潟県央工高
県央 000 000 120 =3
筑波 002 011 01 × =5
(勝)夏見
(負)滝沢
(二塁打)大坂、伊藤、白石(筑)、長谷部(県)
(三塁打)長谷部(県)
筑波大の先発は夏見謙人(2年・三条) 6回無失点の内容
②慶応大3-0明治大
明治 000 000 000=0
慶応 002 000 01 ×=3
(勝)土井
(負)米原
(二塁打)小原、水久保、矢澤(慶)、植田理(明)
<見附運動公園>
①東洋大13-2早稲田大(7回終了、時間切れ)
早稲田 000 0 1 0 1 =2
東 洋 201 0 10 0 × =13
(勝)村上
(負)森田
(二塁打)山本、岡崎、片平(東)、延命(早)
(三塁打) 尾崎、笹倉(早)
(本塁打)杉浦(早)
②立教大7-2筑波大
立教 000 400 300 =7
筑波 000 200 000=2
(勝)浦
(負)加藤
(二塁打)佐々木、渡辺能(立)
(三塁打)高橋(立)
(取材・撮影・文/岡田浩人)
日本高野連は5日、ホームページで「プロ志望届」の提出者を公開した。新潟県からは、既にプロ志望を表明している日本文理・鈴木裕太投手のほか、北越・阿部裕二朗選手が提出した。10月25日に行われるNPB(日本野球機構)ドラフト会議の対象者となる志望届の提出期限は10月11日。そのほか独立リーグ受験者もプロ志望届の提出が義務付けられていて、新潟県から今後も複数の提出者が出る見込み。
プロ志望届を提出した北越・阿部裕二朗 今夏は4回戦で敗退も本塁打を放った
北越の阿部選手は三番・右翼手として昨秋の北信越大会に出場したほか、今夏の新潟大会では4回戦の開志学園戦で敗れたものの本塁打を放つなど活躍した。今後、NPB球団の入団テストを受験する意向を示しているほか、独立リーグ挑戦も視野に入れている。
(取材・撮影・文/岡田浩人)
来春の選抜大会出場の参考となる「第139回北信越高校野球・新潟県大会」の支部予選が6日開幕。4球場で1回戦10試合が行われた。五十公野球場の第3試合では村上が新潟明訓に逆転サヨナラ勝ち。悠久山球場の第1試合では長岡農・正徳館・栃尾の連合チームが分水にコールド勝ちした。7日は4球場で2回戦12試合が行われる予定。
みどりと森①新潟商8-1新潟第一
3回裏、新潟商が三代川怜雄の左前適時打で1点を追加 三代川は3安打2打点
◎6日の支部予選1回戦の試合結果◎
<みどりと森>
①新潟商8-1新潟第一(8回コールド)
(バッテリー)
新潟一:近藤、小嶋-佐藤大、北田
新潟商:町屋-白崎
(三塁打)
新潟一:相澤(8回)
新潟第一の先発①近藤想真(1年)
新潟商は8回裏、主将の宮島陸の左前適時打で7点差となりコールド勝ち
②東京学館新潟13-0新潟江南(5回コールド)
(バッテリー)
江南:伊丹、山本、辻、鈴木-稲垣
学館:田村、長谷川-渡邊
(二塁打)
学館:小柳(3回)
東京学館新潟の先発⑪田村颯瀬
1回裏、東京学館新潟の主将・渡邊勇士が右前に2点適時打を放ち先制
新潟江南の4番手として4回途中から登板した⑩鈴木貴平(1年)
③新潟東6-2豊栄
(バッテリー)
豊 栄:木竜-吉川
新潟東:立川-伏見
(二塁打)
豊 栄:橋本(9回)
(三塁打)
新潟東:根岸(6回)
1回表、豊栄が三番・木竜快音の犠飛で1点を先制
3回裏、新潟東は2、3塁からワイルドピッチで2者が生還し、勝ち越し
<五十公野>
①新発田中央11-0新潟向陽(6回コールド)
(バッテリー)
中央:熊倉、久世-黒井
向陽:大澤、大滝、阿部、和澄-大滝、栗林、大滝
(二塁打)
中央:渡辺詢2(4回、5回)、小柳耀(5回)
向陽:佐々木(2回)
(本塁打)
中央:太田(5回・ソロ)
②万代12-5敬和学園(7回コールド)
(バッテリー)
敬和:藤井、竹部-小林
万代:小熊-堀川
(二塁打)
敬和:竹部(5回)、玉野(5回)
万代:皆川(2回)、関根(7回)
(三塁打)
敬和:井上(5回)
万代:内山(5回)
(本塁打)
万代:古川(4回・ソロ)
③村上3-2新潟明訓(9回サヨナラ)
(バッテリー)
明訓:山本、阿部宏-吉田
村上:太田尭、小池-髙橋泰
<悠久山>
①長岡農業・正徳館・栃尾11-4分水(8回コールド)
(バッテリー)
分 水:柄沢、野口-吉田、柄沢
農正栃:齋藤、泉田-矢尾板
(二塁打)
農正栃:稲田(4回)
(三塁打)
農正栃:小森(2回)
(本塁打)
分 水:吉田勝(1回・ソロR)
②小出6-4柏崎
(バッテリー)
柏崎:小黒、伊部-村山
小出:渡邉、高橋洸-中島
(二塁打)
柏崎:布施(9回)
<佐藤池>
①上越9-2常総久(7回コールド)
(バッテリー)
常総久:滝澤-棚岡
上 越:清水、笹屋-宮橋
(二塁打)
上 越:内山2(4回、6回)、田中(5回)
(三塁打)
常総久:上村(5回)
上 越:滝澤(5回)、小出(6回)、宮橋(6回)、青木(6回)、半田(7回)
②三条東7-4柏崎工
(バッテリー)
柏崎工:長谷川-小川
三条東:浅田、浅生田-熊倉
(二塁打)
柏崎工:村山(6回)、平澤(7回)、長谷川(8回)
三条東:霜鳥(8回)
(三塁打)
三条東:湯本(4回)、高橋(6回)
◎7日の支部予選2回戦の試合予定◎
<みどりと森>
①新潟工(9:00)巻
②白根・羽茂・村松・新潟北(11:30)五泉
③新津工(14:00)新潟南
<五十公野>
①新発田(9:00)新潟西
②佐渡総合(11:30)村上桜ヶ丘
③新発田南(14:00)新潟青陵
<悠久山>
①塩松十総(9:00)長岡向陵
②長岡工(11:30)三条
③糸魚川白嶺(14:00)新井
<佐藤池>
①関根学園(9:00)小千谷西
②糸魚川(11:30)三条商
③新潟産大附(14:00)上越総合技術
(取材・撮影・文/岡田浩人)
来春の選抜大会出場の参考となる「第139回北信越高校野球・新潟県大会」の支部予選は7日、4球場で2回戦12試合が予定されていたが、雨のためみどりと森の運動公園で予定されていた1試合が中止・順延となった。五十公野球場の第1試合では今夏準優勝の新発田が新潟西に勝利。佐藤池球場の第3試合では今夏ベスト4の新潟産大附が上越総合技術を終盤突き放した。8日は4球場で、順延となった1試合を含む2回戦12試合が行われる予定。
みどりと森①巻5-1新潟工
8回表、巻は三塁打の加瀬晴人を3塁に置き、高橋怜史のスクイズで追加点を挙げる
◎7日の2回戦の試合結果◎
<みどりと森>
①巻5-1新潟工
(バッテリー)
巻 高:中川、渡邉稀-石倉
新潟工:村山、谷澤、野口-濱谷
(二塁打)
巻 高:泉井(3回)、荒木(8回)
(三塁打)
巻 高:加瀬(8回)
新潟工:濱谷(3回)
②五泉7-1白根・羽茂・村松・新潟北
(バッテリー)
五 泉:加藤昴、城丸-佐藤
白羽村北:外川-三國
(二塁打)
五 泉:藤田(9回)
白羽村北:佐嶋(4回)
(三塁打)
五 泉:皆川(3回)
③新津工(中止・順延)新潟南
<五十公野>
①新発田3-0新潟西
(バッテリー)
新潟西:松島、田辺-長田
新発田:新保、新田-佐久間
(本塁打)
新発田:新保(5回・ソロ)
②村上桜ヶ丘10-3佐渡総合(7回コールド)
(バッテリー)
佐渡総合:松本-伊澤
村上桜丘:石井、大滝-工藤
(二塁打)
佐渡総合:松本(1回)、伊澤(1回)
村上桜丘:工藤2(3回、7回)
(三塁打)
村上桜丘:石井(3回)、角屋(3回)
③新発田南8-6新潟青陵
(バッテリー)
新潟青陵:園田、栗山-櫻井
新発田南:黒田、齋藤-佐久間
(二塁打)
新潟青陵:内藤慧(1回)、田巻(1回)
(三塁打)
新潟青陵:梅野(7回)
<悠久山>
①塩松十総10-5長岡向陵
(バッテリー)
塩松十総:村山、滝澤、村山-高橋
長岡向陵:笠井-小林
(二塁打)
塩松十総:戸田(1回)
長岡向陵:小林(7回)
(三塁打)
塩松十総:高橋(5回)
②三条9-4長岡工
(バッテリー)
長岡工:田原、遠山、大塚夏、田原-山田
三 条:丸山、外山、熊倉-小林
(二塁打)
長岡工:韮沢(4回)、吉田(4回)
三 条:小林(1回)、坂井(1回)、井上大(4回)
(三塁打)
長岡工:田原(5回)
(本塁打)
三 条:長谷川(1回・ソロ)
③新井8-3糸魚川白嶺
(バッテリー)
新井:岡本-平山
白嶺:小野-松尾
(二塁打)
新井:柳沢(2回)、平山(2回)、三田村(5回)
白嶺:渡邉(1回)
<佐藤池>
①関根学園10-3小千谷西(7回コールド)
(バッテリー)
小千谷西:片桐、浅見、星野-星野、渡邊
関根学園:大原-吉原
(二塁打)
小千谷西:浅見(4回)
関根学園:高木(3回)
(本塁打)
関根学園:大越(5回・満塁R)
②糸魚川1-0三条商
(バッテリー)
糸魚川:渡辺勝-伊藤
三条商:井上-山田
(二塁打)
糸魚川:渡辺勝(6回)
③新潟産大附11-3上越総合技術
(バッテリー)
産大:内山、坪野内、和田-梨本、畠山
上総:小平、平田、小平、寺田-藤巻
(二塁打)
産大:浅野(4回)、石橋(9回)
上総:小平(2回)
(三塁打)
産大:坪野内(7回)、間島(9回)
◎8日の支部予選2回戦の試合予定◎
<みどりと森>
①新津工(9:00)新潟南
②新津(11:30)万代
③新潟(14:00)新潟商
※加茂×中条は9日第1試合に
<五十公野>
①日本文理(9:00)新発田中央
②開志学園(11:30)村上
③新発田農(14:00)新発田商
<悠久山>
①帝京長岡(9:00)長岡農・正徳館・栃尾
②十日町(11:30)中越
③長岡(14:00)六日町
<佐藤池>
①長岡商(9:00)上越
②新潟県央工(11:30)小千谷
③吉田(14:00)見附
(取材・撮影・文/岡田浩人)
大学野球の関甲新学生野球連盟2部に所属する新潟大が8日から秋季リーグ戦に臨む。今春のリーグ戦では国立大2校から勝ち点を奪っての4位だった。選手たちは「私立大からも勝ち点を奪い、上位進出を」と意気込む。8日から初戦となる第2節で茨城大と対戦する。
関甲新2部で上位進出を狙う新潟大 1年生も台頭し競争が激しくなっている
新潟大は今春のリーグ戦では同じ国立大である埼玉大と茨城大に連勝し、勝ち点2を挙げた。一方で2部優勝した平成国際大、常磐大、松本大には連敗し勝ち点を奪えなかった。小池巧己主将(2年・長野商)は「上位進出のためには私立大からも勝ち点を取らなければ」と気合いを入れている。
かつて1部に在籍したこともあるチームは、2014年春に新潟医療福祉大との入れ替え戦で3部に降格。しかし2016年秋に3部優勝と入れ替え戦での2部復帰を果たした。その立役者となったのが投手の高橋遼太(4年・北広島)である。右の本格派で130キロ台後半の直球とスライダーを武器に打者を打ち取る。大学最後となるリーグ戦へ、高橋は「チームの勝利が一番だが、個人的にも集大成のリーグ戦。悔いなく終われるように頑張りたい」と話す。
新潟大躍進の立役者・高橋遼太(4年)「集大成のリーグ戦」と意気込む
チームは1、2年生の下級生に力のある部員が入部し、競争が激しくなっている。投手は左腕の八幡蓮(2年・新発田南)が先発の柱。高校時代から好左腕として知られ、大学で安定感を増している。
また、野手では2016年夏の新潟大会で巻のベスト4進出の立役者となった長島高樹(2年・巻)と長島大輝(1年・巻)の双子の内野手の力が上位進出のカギを握る。ともに長打力があり、高樹は既に四番打者など中軸を経験。今春入学した大輝も三塁手として公式戦出場し、大学野球デビューを果たしている。
2年生ながらエースの働きを見せる八幡蓮(新発田南)
兄の長島高樹(左)と双子の弟・大輝(右) 長打を期待される野手である
小池主将は「投手陣は経験を積んで、リーグ戦が進む中で完投できるように。野手は走塁も含めてしっかりとした野球を心掛けたい。初戦は絶対に負けられない。挑戦者のつもりで戦いたい」とリーグ戦へ決意を話している。
◎新潟大の秋季リーグ戦 試合予定◎
①9月8、9日…対 茨城大(茨城・常磐大野球場)
②9月15、16日…対 平成国際大(埼玉・平成国際大野球場)
③9月22、23日…対 常磐大(茨城・常磐大野球場)
④10月6、7日…対 埼玉大(茨城・常磐大野球場)
⑤10月13、14日…対 松本大(長野・松本大野球場)
(取材・撮影・文/岡田浩人)
新潟県高野連は8日に予定されていた「第139回北信越高校野球・新潟県大会」の支部予選について、雨のため4球場の全試合を中止、9日に順延すると発表した。
また、当初9日に予定されていた2回戦の海洋対長岡高専は海洋が9月10日から海洋実習に入るため出場を辞退、長岡高専の不戦勝となった。
◎9日に順延となった支部予選2回戦◎
<みどりと森>
①新津工(9:00)新潟南
②新津(11:30)万代
③新潟(14:00)新潟商
<五十公野>
①日本文理(9:00)新発田中央
②開志学園(11:30)村上
③新発田農(14:00)新発田商
<悠久山>
①帝京長岡(9:00)長岡農・正徳館・栃尾
②十日町(11:30)中越
③長岡(14:00)六日町
<佐藤池>
①長岡商(9:00)上越
②新潟県央工(11:30)小千谷
③吉田(14:00)見附
(文/岡田浩人)
関甲新大学野球連盟は8日、秋季リーグ戦の第2節・第1戦を各地で開催した。1部の新潟医療福祉大は山梨学院大川田球場で作新学院大と対戦し、0対5で敗れた。2部の新潟大は茨城・常磐大野球場で茨城大と対戦し、初回に4点を奪われたが7回に逆転。8対7で競り勝った。9日は第2戦が行われる。
◎8日の1部の試合結果◎
<第1戦>
新潟医療福祉大0-5作新学院大
→作新学院大が先勝
(バッテリー)
作新:小林-水口
医福:漆原、齋藤、桐敷、伊藤-中村
(二塁打)
作新:倉持、水口
(本塁打)
作新:栗原、北間
◎8日の2部の試合結果◎
<第1戦>
新潟大8-7茨城大
→新潟大が先勝
(バッテリー)
新潟大:八幡、高橋遼-千葉
茨城大:菅谷、箱守-渡邉
(二塁打)
新潟大:井上2、伊藤2、千葉
(文/岡田浩人)