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【2020春…新たなスタート②】現場を離れる甲子園2度出場の指揮官 鈴木春樹さん

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野球を通して、学んだことがある。その思いを胸に、この春、新たなスタートを切る新潟の<野球人>を3人紹介する。

2人目は柏崎高校、新潟県央工業高校の野球部監督として春夏計2度の甲子園出場を果たし、母校・長岡大手高校で6年間、野球部監督を務めてきた鈴木春樹さん(49歳)。4月から野球部のない八海高校で教頭となり、高校野球の現場から離れる。「打倒私立」を掲げ、闘志をむき出しにして強豪に立ち向かっていった指揮官は、いま何を思い、高校野球界にどんな言葉を残すのか。

4月から教頭となり、高校野球の現場を離れることが決まった鈴木春樹さん(長岡大手高校のグラウンドで)

なぜ、現場の指導者から「教頭」に?

3月24日に新潟県の教職員人事が発表された時、長岡大手高校の監督・鈴木春樹さんの異動に多くの高校野球関係者、OB、ファンが驚いた。まずはその疑問を率直に本人にぶつけた。

「自分の回りに素晴らしい管理職の先生がいらっしゃって、自分もそういう管理職になりたいと思ったのが第一の理由です。もうひとつの理由は、ずっと野球部の生徒たちには野球が『終わった後』のことを伝えてきました。『自分から野球を取った時に、何も残らない人間ではいけない』と。『野球を頑張ったように、勉強もしなければいけないし、野球を卒業した時に野球で頑張ったことを他の分野でいかすんだぞ』とずっと指導してきました。母校で6年間、監督をやらせていただき、私の年齢も次の誕生日が来て50歳になります。そこで、私から野球を取った時に何が残るんだということを、教え子たちに示さずに教員生活を終わってしまうことはどうなのだろうと考えました。生徒たちに『野球とは関係ない場所でも、鈴木は野球のように情熱を注いでやれるんだということを見せたい』と思ったことがきっかけです」

迷いはあった・・・そう率直に話してくれた。

このまま現場の監督を続けるのか、現場を離れて管理職を志すのか・・・気持ちが揺れ動いたのは去年のことだったという。シード校として迎えた夏は初戦(2回戦)で上越に2対3で惜敗。秋はベスト16に進出したものの4回戦で村上桜ヶ丘に1対5で敗れた。

敵将の言葉を聞いたのは、その直後だった。

「秋の最後の相手(村上桜ヶ丘)が松田(忍)監督だったのですが、試合が終わった後に『どうしたんだ?』と。『春樹らしい闘争心が感じられなかった』と仰るんです。長年戦ってきて私の変化を感じられたようでした。『ああ、やっぱり分かる人には分かるんだな』と思いました。決して野球に対する情熱がなくなった訳ではありません。しかし自分が違うステージに立とうかどうかと考えている気持ちが、対戦相手に感じられた・・・その時点では、まだ春以降にどうなるか分からなかったのですが、私の胸のうちは第一線で戦ってきた人にとっては一目瞭然の変化だったのでしょう」


「打倒私立」を掲げ、強豪相手に闘志むき出しで立ち向かった(2018年夏)

鈴木さんは、中越高校を率いて7度の夏の甲子園出場を果たした名将・鈴木春祥氏の長男として育った。長岡大手高校、順天堂大で野球を続け、1995年に新潟県の教員として採用された。佐渡・羽茂高校では新任の1年間を陸上部顧問として過ごし、2年目から野球部監督を務めた。以来、柏崎高校、新潟県央工業高校、母校・長岡大手高校の4校で野球部の指導にあたった。

柏崎では2003年春に21世紀枠として選抜甲子園に出場。新潟県央工では2008年夏に甲子園出場を果たした。「打倒私立」を掲げ、強豪相手に闘志むき出しで戦い、「公立の雄」を育てていった。

「柏崎の時に21世紀枠で甲子園に出場したことは、その後の指導に大きな影響を与えました。甲子園に出たい、と思っていましたが、いざ出場が決まると物凄いプレッシャーでした。それでも決められた『3月22日』に試合をしなければならない。どんな展開でも9回まで試合をしなければいけない。しかも、当時の新潟県は唯一のセンバツ未勝利県。前の年に北朝鮮から帰国された蓮池薫さんの母校ということもあり、いろいろと注目されました。そこでパーフェクトノック、パーフェクトバント、という練習を考えました。全員が成功するまでは練習が終わらない。力が足りないチームでしたが、甲子園出場が決まった以上はやるしかない。甲子園で受けるプレッシャーというものがどれくらいのものかわからない中で、生徒たちにプレッシャーをかけられるだけ、かけ続けました。試合は斑鳩(奈良)に1対2で負けたのですが、自分たちの野球ができたという思いがありました。生徒には厳しいかもしれないけど、求めたらどうにかなるんだなという経験をしました」

新潟県央工の監督として迎えた2008年夏。準決勝で日本文理高校に勝利し、決勝では初出場を懸けた佐渡高校に延長戦の末に競り勝ち、甲子園出場を決めた。

「印象に残っている試合は、やはり佐渡高校との決勝での激闘。延長戦の苦しい試合でした。もうひとつ、2016年夏の3回戦での村上桜ヶ丘高校との試合も印象に残っています。3点差を追う9回に4点を取ってサヨナラ勝ち。死闘でした」

その2つの試合はどちらも、試合後に見せた鈴木さんの涙が印象的だった。

「勝って報道陣の前で泣いたのはその2回でしたね(笑)。どちらも自分の想像を超えるところで生徒たちが野球をやっていました」


2016年夏、3点差を追う9回に逆転サヨナラ勝ちを決めた選手たちを称え、思わず涙を見せた

23年間の監督生活。指導者としてキャリアを重ねる上で、辿り着いた「野球道」がある。

これほど責任が明確になるスポーツって他にないですよね。野球は投手が打たれれば投手の責任になり、『エラー』をしたら誰かに必ず『E』の記録がつきます。父が2度目に甲子園に出場した時、広島商業に敗れました。その縁で何度か広島に行って勉強させていただきました。その当時、広島商業の投手だった沖元茂雄さん・・・その後広島工業の監督として甲子園に出場して、今は高陽東の監督されています・・・その沖元さんのネットワークで当時の広島商業の野球を研究しました。そこで皆さんが『最後は自分のエラーで負けるんだ』と口々に言うんです。ピンチでマウンドに集まった時に投手には『頑張れ』と言い、野手同士では『負けるんだったらエラーにしたろうな』と言い合っている。投手が打たれて負けるのではなく、球にくらいついて、エラーにしてでも自分たち野手のせいで負けるようにしよう、と当時の広島商業の選手たちは話していたことを聞きました。その考え方に共感しました。トーナメントは1チームを除いてどこかで必ず負けるわけです。野球をやる以上は、そういうギリギリの場面にさらされるわけです。最終的にその場面に出くわした時に、ボールから逃げるのではなく、自分のエラーになる覚悟でボールに飛び込んでいく…そういう野球をずっと目指してきました」

この間、野球を取り巻く環境は大きく変わった。野球人口の減少、指導のあり方、教師の世界にも“働き方改革”の波は押し寄せている。時代は変化している。

「でも」と鈴木さんは言う。

「でも、野球の勝負の厳しさは変わりません。だからこそ、野球が終わった後も、その力が活きるんだと思います。確かに『楽しく野球をやろう』『エンジョイ・ベースボール』という考え方はあるかもしれません。野球は楽しい…ホームランを打って勝つ、というところから始まっていいと思います。しかし小学生のチームであろうとプロ野球のチームであろうと、野球というスポーツの<勝負>の場面には必ず、逃げることのできない、厳しい場面があるんです。それを乗り越えて、本当の友情、本当の感謝の気持ち、本当の喜びがあると思います。そこに人間的な成長を感じられる、素晴らしいスポーツだと思います」


厳しい場面を想定した練習を繰り返した(2015年)

監督として、追いかけてきた背中があった。父親の鈴木春祥監督。そして、そのライバルとして新潟県でしのぎを削ってきた名将たち・・・。

「私にとっては(長岡商業の監督だった)黒田(貞一)先生(故人)の存在があります。黒田先生に挑んでいったウチの父親がいて、世代交代して、そこに日本文理と新潟明訓が取って代わりました。2校目の柏崎に着任した時、新潟明訓との練習試合が組まれていました。0対38くらいのスコアで負けた記憶があります。佐藤和也監督(現・新潟医療福祉大総監督)から洗礼を受けました。そこから始まって、柏崎で4年目の2002年秋の県大会で3位決定戦で新潟明訓と当たりました。延長戦でサヨナラ勝ち(3対2)をしたんです。そこから北信越大会に出場して翌年春の選抜21世紀枠に繋がるんです。佐藤監督には公式戦で2つ勝ちました。日本文理には2008年に春と夏の2回、2016年夏に1回、計3勝ですね。時代の流れの中で、佐藤監督、大井道夫監督(現・総監督)がいなくなったというのも大きいですね。大井さんを相手に県内で最後に勝ったのが私です(笑)。強大な徳川軍に挑んで2度も勝った真田軍の戦いを記した『真田太平記』は私のバイブルでした」


日本文理の大井道夫監督(当時)と試合前に健闘を誓い合う

23年間にわたる公立高校から甲子園を目指す道に一区切りをつけた鈴木さん。教頭として野球部のない学校に赴任する。これから目指すものは、何になるのか。

「野球というフィルターを通して生徒たちに伝えてきたことを、自分なりに工夫をして八海高校の生徒たちに伝え、一生懸命いろいろな分野で活躍をさせてあげたいと思います。私もこれから管理職になっていろいろなプレッシャーがありますが、これまで野球で成長できたと思いますから」

気になる今後の野球との関わり方を聞くと、意外な答えが返ってきた。

「どうですかね・・・今まで土日は遠征だったので・・・まずは学童野球をやっている長男と次男の追っかけですかね(笑)。父親(春祥さん)はがっかりしてるんじゃないですか(笑)。大井さんには教頭になることが決まってから電話をしました。一番電話しづらかったですね、怒られるんじゃないかと思って(笑)。でも『その道に行くなら頑張れよ』って励まされました。ありがたかったです。若い、
特に本気で私学を倒して甲子園に行こうという公立の指導者には、聞かれれば私の経験で役に立つことがあれば答えますよ」

母校を離れるにあたり、ひとつだけ、心残りがあるという。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2月末から休校となった。離任式もなく、部員たちに直接話す機会がないまま、学校を去らなければならなくなった。

「ミーティングもできなかったので、メールやラインでメッセージを伝えました。夏の大会で長岡大手はベスト4以上に行ったことがありません。何とか夏の大会で力を発揮してほしい。投手も揃っているので期待しています」

監督として目指し、2度、その土を踏んだ<甲子園>・・・そこは鈴木さんにとってどんな場所だったのだろうか。最後に尋ねた。

「人の念というか、気持ちというものが感じられる場所でした。あそこに行くと力以上のものが出る・・・背中を押してくれる『ゴッドハンド(神の手)』が本当にあるんだなとベンチで感じましたね。そういうものを、長岡大手の生徒、そして新潟県の野球部の子どもたちに、感じてほしいと思います」

(取材・撮影・文/岡田浩人 撮影/武山智史)


【高校野球】春季県大会が中止へ 新潟県高野連が4日発表予定

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新潟県高野連は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月26日に開幕予定だった「第142回北信越高校野球・新潟県大会(春季県大会)」を中止する方向で最終調整に入った。4日に記者会見し、対応を正式に発表する。1949年に第1回大会が行われて以来、秋を含めて県大会が中止となるのは初めて。

県大会は20日に抽選が行われ、26日に開幕し、優勝と準優勝の2チームが6月6日から長野県で開催される北信越大会に出場予定だった。しかし新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2月末の休校から公立高校を中心に多くの学校が練習を自粛していること、大会中の選手と観客の安全確保に課題があること、延期した場合の球場確保が難しいこと、などの理由から、新潟県高野連は県大会自体を中止する方向で最終調整に入った。4日に新潟県高野連の富樫信浩会長が記者会見し、正式に発表する予定。

(取材・文/岡田浩人)

【高校野球】春季県大会の中止を発表 夏は「感染リスク少なくなる準備をしていく」

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新潟県高野連は4日、新潟市で記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月26日に開幕予定だった「第142回北信越高校野球・新潟県大会(春季県大会)」を中止することを発表した。会見で富樫信浩会長は「感染リスクを払しょくできない」とした上で、長期にわたる練習自粛などの影響で「練習や実戦経験の不足から生徒のケガや事故の発生リスク、安全安心が確保できない」ことを中止を判断した理由に掲げた。また夏の大会については「日本高野連がどうのように考えるか」とした上で、「少しでも感染リスクが少なくなるような準備をしていく」と述べた。

1949年に第1回大会が行われて以来、秋を含めて県大会が中止となるのは初めて。6月に長野県で予定されている北信越大会への新潟県代表の出場はない。

記者会見で中止決定の経緯と理由を説明する新潟県高野連の富樫信浩会長

◎富樫会長の記者会見の内容◎
<中止を決定した理由>
①新型コロナウイルス感染症の拡大が収まっておらず、県教育委員会が示す「感染拡大防止対策についての内容が全て守れない場合は活動を見合わせること」とされている。大会開催における集団感染リスクを下げる条件を全て満たした状態での大会開催が保証できないと考えたため。

②競技自体は屋外ではあるが、バスでの移動や控え室、ダッグアウト等での密閉、もしくは密閉に近い空間に、多くの生徒が集まる機会を回避することが大変難しい。そういう中で集団感染リスクを払しょくできず、安全・安心な環境を提供できないと考えたため。

③施設の消毒等の環境衛生を保つことが、広い施設であるため困難である。またアルコール消毒液の確保等が難しい状況。各球場での設置の充実も困難な状況にあるため。

④県教育委員会が示す学校の教育活動の再開が4月6日以降とされている。県立高校を含めた多くの学校で部活動も同様の再開となるが、部活動の休止期間は学校の臨時休業が始まった3月2日以降ではなく、2月中旬の学年末考査前から活動を休止している学校が多い状況。つまり2か月近く部活動を行えていない状況であること、活動再開後も制限された環境下での活動となり、さらに練習試合の解禁も県内限定で4月13日以降であることから、練習や実戦経験の不足から生徒のケガや事故の発生リスクが高いことが予想され、生徒の安全安心が確保できないため。

<以下、主な一問一答>
Q中止決定はいつどのような会議で
富樫会長(以下富樫)「会議というより今は異動の時期で役員改選の時期でもある。理事に2日前に電話で連絡をし、それをもって決定をさせてもらった。理事会の決定をもって加盟校へ連絡をさせてもらった」

Q今夏からシード校を秋と春の成績のポイント制で決めることになっていたが
富樫「それについては方針決定していない。秋のポイントのみを優先させるか、フリー抽選とするかは理事会で決定したい」

Q夏へどのような影響があると考えるか
富樫「まず甲子園大会がどうなるのか。本県の場合は7月上旬から開幕だが、北海道や沖縄は6月中旬から開幕になる。日本高野連がどうのように考えるか。非公式だが5月末に一定の線を出すと漏れ伝わってきているが、ちょっと遅いと個人的には思っている」

Q春の大会を目指してきた選手へのメッセージは
富樫「選手目線で考えればギリギリまで引っ張ってやるなどの選択肢はあると思うが、私たちは今の状況をしっかり理解してください、そこをもって判断をしてもらいたいと思っている。夏の大会が少しでも感染リスクが少なくなるような準備をこれからして、夏の大会が開催できるように準備をしていくととらえてほしい」

Q今後の練習については
富樫「3月27日に県教育委員会から通知が出ている。それに従って30日付で新潟県高野連の方針は各校に流している。4月12日までは練習試合をしない、13日以降は練習試合をやっていいが県外との試合はしないという通知になっている。県教育委員会にならった形。高野連独自という話にはならない。高校野球は高校スポーツで教育の一環。そういう枠は堅持したい」

Q中止決定の4つの理由のうち①~③の3つの理由が、現状のように6~7月も続けば夏の開催も難しいのでは
富樫「今のところ難しいかもしれない。ただ我々4つのうちの一番の理由は④が一番。やはり生徒のケガや事故防止のリスクが高まっているのが(春の中止の)最大の理由だとご理解いただければ、(夏は判断の基準が違ってくる可能性は)ある」

Q北信越大会には代表を出さない
富樫「出せない。(北信越大会については)北信越の各県の理事長、専務理事が3月に集まっているが各県まちまちで、各県の県教育委員会の温度差がある。我々としてはやむを得ない事態だと昨日、北信越各県の連盟に連絡をさせていただいた。今後、一度は理事長、専務理事の会議があると思う」

Q決断に至った会長のお気持ちを
富樫「選手には大変申し訳なく思っているが、そうした判断をするのが我々の役目。毅然として判断させていただいた」

◎新潟県高野連・富樫信浩会長の会見動画◎

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【2020春…新たなスタート③】東大入学の大越遥平さん 叔父に刺激受け「社会に貢献できる人に」

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野球を通して、学んだことがある。その思いを胸に、この春、新たなスタートを切る新潟の<野球人>を3人紹介する。

3人目は新潟高校野球部OBの大越遥平さん(19)。この春、1年間の浪人の末に文系の最高峰である東京大学文科一類に合格した。新潟高校では3年間野球を続け、3年夏には背番号13を付けベンチ入り。4回戦で優勝候補の日本文理高校を破り、ベスト8入りしたチームを陰で支えた。「仲間と一緒に試行錯誤しながら前に進むことができた」と野球部時代を振り返る。叔父はNHKキャスターで、新潟高校と東大のエースとして活躍した大越健介さん。叔父に刺激を受け、同じ東大に入学した大越さんは「社会に貢献できる人になりたい」と誓っている。

今春、東大に入学した大越遥平さん(左)
報告を受けた恩師の新潟・後藤桂太監督も合格を喜んだ(3月中旬撮影)

3月中旬、母校の新潟高校に合格報告に訪れた大越さんを、後藤桂太監督が笑顔で出迎えた。

「とにかく、努力の人。運動能力的には他の部員よりも劣っていましたが、それでも諦めない。一度たりとも手を抜かない、コツコツと自分を高める努力をしていました」・・・後藤監督が教え子をこう評した。

大越さんは野球部時代の3年間を笑顔で振り返った。

「仲間に恵まれました。“前向きな”仲間たちと一緒に野球をできたのが楽しかった」


2018年夏の新潟大会でベスト8に進出した新潟高校(前から2列目・右から2人目が大越さん)

大越さんが野球を始めたのは小学2年生の時。2歳年上の兄で2016年に新潟高校の主将を務めた篤甫さん(現・慶大)の影響だった。

入学した新潟高校では、なかなかレギュラーの座を勝ち取れなかった。しかし「冬場には誰よりもバットを振り込んでいた。気持ちの強さは他の選手にはないくらい。とにかく頑張る選手だった」(後藤監督)という努力で、最後の夏には背番号「13」を勝ち取ってベンチ入りした。

試合では一塁コーチとして打席の仲間にアドバイスを送った。

夏の新潟大会4回戦では、優勝候補筆頭だった日本文理高校と対戦。鈴木裕太投手(ヤクルト)、新谷晴投手(上武大)といった好投手や相手の強力打線を「試合前に徹底的に研究した」という大越さんたちは、5対3で勝利した。

「あの試合で“準備の大切さ”を学びました。仲間みんなが前向きで、『上を目指そう』という妥協のないチーム。それが日本文理を破ってベスト8に行った結果につながったと思います」

2018年夏、日本文理を破った新潟ナイン

新潟高校は準々決勝で新発田高校に敗れたものの、ベスト8に進出した。

「最後となった新発田戦では、エコスタ(ハードオフ・エコスタジアム)で7回の攻撃時の応援歌『丈夫(ますらお)』を聞くことができました。一塁コーチとして立っていた時に、自分の背中から物凄い声が響いてきて、震えました」

目指してきた甲子園出場は叶わなかったものの、大越さんは「多くのことを学ぶことができた高校野球生活でした」と振り返る。

高校3年夏の大越さん 一塁コーチとしてチームの快進撃を支えた

大越さんが東京大学に進学したいと考えるようになったのは、高校2年の頃だった。

「東大では2年間の教養課程を経て、自分の進路を選ぶことができます。ある程度学んでから、進路を選択できるところに魅力を感じました」

そしてもうひとつ、大越さんが東大を志望した理由がある。

「高校時代に野球であまり活躍できなかったことです。東大に入ったら野球部に入って、もう一度挑戦したい、という気持ちが浪人生活の心の支えでした」

大越さんの叔父はNHKキャスターの大越健介さん。新潟高校から東大野球部に入り、エースとして神宮で8勝を挙げた名選手としても知られる。

「叔父から野球に関して何かを言われたことはありませんが、身近な“すごい存在”として、目標というか、常に意識はありました。報道の仕事で社会に貢献している・・・同じ職業を目指すという訳ではありませんが、自分自身も叔父のように『何らかの形で社会に貢献できる人になりたい』とずっと考えてきました」


叔父でNHKキャスターの大越健介さん(2016年7月)

そして今春、大越さんは見事に第一志望だった東大文一に合格した。「叔父からは父親を通して『おめでとう』と祝福されました」と笑顔を見せる。

新潟高校から東京大学野球部に入部することになれば、大越健介さん(1985年・東大卒)以降、成澤良さん(2004年・東大卒)以来のこと。新潟県内の高校出身者では長岡高校出身の木曽耕一さん(2005年・東大卒)以来となる。

後藤監督は「もし野球部に入ることになったら、すごいことだとワクワクはしています。ただ東大といえども、今年は甲子園に出場した選手が入部するなどレベルは高い。本人次第ではありますが、もし入部すればいろいろな形でチームに貢献してくれるはずだと思っています」と語る。

周囲も「神宮で36年ぶりとなる『東大・大越』の復活か」と期待を寄せるが・・・大越さん本人は慎重に言葉を選ぶ。

「浪人時代は野球部に入ることを心の支えに頑張ってきましたが、大学に入った以上、勉強はしっかりやらなければと考えるようになりました。教授陣や周りの学生のレベルも高く、将来を考えた時に勉強は疎かにできません。野球部に入るかどうかは今はわかりませんが、学業第一でしっかり生活しようと思っています。入学した後、実際に野球部の練習を見に行くつもりです。そこで両立できるかどうかを考えて決めたいと思います」

大越さんと同様に大学合格を決めたチームメイトが後藤監督に報告。左端は信州大医学部に入学した木村竜晟さん。右から2人目は筑波大に入学した桐本貫太さん(取材は3月中旬

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、残念ながら入学式はなくなり、東大野球部の新入生練習会は中止となった。大越さんが希望する練習見学はまだ先になるが、授業はオンラインで20日から始まる。待ちに待った大学生活がスタートする。

仲間たちと甲子園を目指し、高校野球に没頭した3年間。大越さんはひたすら努力を続けることで、仲間たちに力を与え続けた。悩みながらも力をつけ、そして目標のひとつであった大学入学を果たした。

「高校野球を頑張ってきて、よかった。努力して、うまくいくことも、うまくいかないこともありましたが、仲間と一緒に試行錯誤をして前に進むことができました。今は将来についてはまだ決まっていませんが、それを決めるためにこれから始まる2年間の教養課程生活を大事にしたいと思っています」

(取材・撮影・文/岡田浩人 撮影/嶋田健一)

【中学軟式】県中学校総合体育大会と各地区大会を中止に 新潟県中体連

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新潟県中学校体育連盟(新潟県中体連)は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、9日までに今夏の県中学校総合体育大会(県中)と、上越・中越・下越・新潟市の各地区大会を中止すると決定した。

日本中体連は4月28日付で全国中学校体育大会(全中)の中止を決定している。新潟県中体連は「現在の状況等を鑑みて、生徒や保護者の生命・健康安全を第一に考えた」と中止の理由を説明。8月まで新潟県中体連の主催事業を中止するとしている。

地区大会は毎年6月~7月上旬にかけて、県中は毎年7月に開催されている。軟式野球は、大和中学校(南魚沼市)が出場を決めていた3月の「全日本少年春季軟式野球大会」が中止となり、全中と併せてもうひとつの夏の全国大会である「全日本少年軟式野球大会」も中止が決まっている。

(取材・文/岡田浩人)

【高校野球】代替の独自試合 新潟県高野連「開催へ検討」

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新潟県高野連は28日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止となった「第102回全国高校野球選手権・新潟大会」と「全国高等学校軟式野球選手権・新潟大会」の代替となる独自大会・試合について、「県高野連主催による独自の試合の開催に向けて、現在検討を重ねている」と発表した。今後、6月下旬をめどに、試合方式や日程など詳細の検討を進める方針。

県教育委員会は27日、公立学校の部活動再開について「6月8日から段階的に再開する」と発表している。この方針を受け、県高野連は「今後再開する部活動の練習状況や対外試合の解禁等を含め、関係機関との調整を行いながら可能な範囲で開催できるよう準備を進める」とコメントしている。

(取材・文/岡田浩人)

【野球場】悠久山球場が「個人利用」で再開 芝の感触楽しむ

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新型コロナウイルスの感染拡大を受けた政府の「緊急事態宣言」が新潟県で解除されたことを受け、長岡市の悠久山球場が16日、施設の利用を限定的に再開させた。5月いっぱいは「個人」での利用のみを受け付ける。初日の16日は中学生や高校生が訪れ、久々の芝の上でのキャッチボールや打撃の感触を楽しんだ。

外野の芝の上でキャッチボールを楽しむ高校生

悠久山球場は普段はチームなどの団体利用を受け付けているが、現在は学校休校中のため、チーム活動が行われていない。そこで市と指定管理者が「せっかく利用を再開するのだから、個人に貸し出して、芝の上でのキャッチボールなどを楽しんでほしい」と企画。「球場ができて以来、恐らく初めて」(球場関係者)という個人利用を受け付けることにした。

初日の16日は中学生や高校生など11人が来場した。利用者はマスクを着用し、利用の前後には手洗いとうがいを行う。利用は1人最大2時間までで、1時間あたり200円の利用料金がかかる。利用は長岡市在住・在勤・在学の人に限られる。

長岡市内の公立高校に通う2年生の野球部員は「家で自主練習はしているが、グラウンドは1か月以上ぶり。芝生の上で野球ができるのは貴重だった」と笑顔を見せた。同じ高校に通う3年生の野球部員は「芝の上でやる野球は楽しい。甲子園大会をやるかやらないかは、自分たちが決めることではないので、自分たちのできることをまずはしっかりやりたい」と前を見据えた。

トス打撃を行う中学生 この日は午前中は硬式球、午後は軟式球の利用だった

悠久山球場の管理を行う鈴木裕二さんは「普段は体験できない、グラウンドレベルでのキャッチボールなどを楽しんでほしい」と、特に家族連れなどの利用を呼びかけている。

個人利用は5月31日までで、土日は午前9時30分からが硬式球利用、午後1時からが軟式球利用、午後3時からが家族などの利用を受け付けている。平日は午前が家族、午後が軟式球、硬式球と時間が区切られている。詳しくは悠久山球場(電話0258-33-0322)まで。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】「県独自の試合」開催決める 新潟県高野連が臨時理事会

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新潟県高野連は9日、新潟市内で臨時理事会を開き、「第102回全国高校野球選手権・新潟大会」と「第65回全国高校軟式野球選手権・新潟大会」の中止を受けて検討していた「独自の試合」の開催を決めた。

理事会は非公開で行われ、出席者が新潟県としての「独自の試合」の開催を意思確認し、そのやり方などについてアイデアを出し合ったという。開催時期や開催方法については今後、具体的に詰めていくことになる。

臨時理事会後、取材に応じた富樫信浩会長は「試合を行う理念として『スポーツマンシップ』への取り組みなど、今まで新潟県がやってきたことが反映できるようにと考えている」とコメント。中原丈二専務理事は「第二波がなければという前提だが、独自の試合を開催することを確認し、各理事からアイデアを出してもらった。県教育委員会と連携して、今後実施への準備をしていく」と話した。具体的な日程や試合方式については6月下旬までに決定する方針。

(取材・文/岡田浩人)


【高校野球】日本文理・長坂陽前主将を優秀選手表彰 日本学生野球協会

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日本学生野球協会の2019年度の優秀選手に、新潟県から日本文理高校3年・長坂陽(ひなた)前主将(18)が選出され、その表彰式が22日、新潟市西区の同校で行われた。新潟県高野連の富樫信浩会長から記念盾を手渡された長坂前主将は「自分1人だけではこの賞をもらうことができなかった。仲間に感謝したい」と受賞を喜び、「将来は指導者を目指し、甲子園を目指す選手に少しでもいい影響を与えられる存在になれれば」と夢を語った。

記念盾を手渡される日本文理・長坂陽前主将(左から2人目)

長坂は二番打者・遊撃手として活躍。昨夏の新潟大会では主将としてチームを引っ張り、2年ぶり10回目の夏の甲子園出場に貢献した。記念盾を受け取った長坂は「素直にうれしい。自分は代表として賞を受け取った。自分1人だけではこの賞をもらうことができなかった。仲間に感謝したい」と感想を述べた。

夏の甲子園出場から5か月が経過したが、「今でも(初戦で)関東一高に負けたことが忘れられない。勝ちたかったという思い、もっと仲間と野球がしたかったという思いが残っている」と悔しさを隠さない。その上で日本文理で過ごした3年間を振り返り、「1年生の時は(2学年上の)3年生の力がすごくて、自分たちもあのくらいの力をつけたいと思った。自分たちが3年生になり、今の1、2年生が、また自分たちを目指して文理をつないでくれればと思う。自分が顔を知らない次の新1年生にも文理をつないでほしい。『全国制覇』を成し遂げてくれることを祈っている」と後輩にエールを送った。

堅実な遊撃の守備とつなぐ打撃でチームをけん引した

鈴木崇監督は「品行もチームの模範で、後輩たちに『長坂』という主将の形をしっかり残してくれた。1人ひとりに声をかけ、みんなをまとめる姿勢に長け、私も助けてもらった」と労った。

卒業後は仙台六大学野球連盟の仙台大に進学し、硬式野球を続ける。仙台大は昨秋のリーグ戦で2位となった強豪で、ドラフト会議では2選手が育成指名を受けた。長坂は「体育学部で構成され、指導者につながる。同じリーグに東北福祉大があり、そこを倒そうと素晴らしい野球をしている」と印象を話す。

将来については「自分たちのように甲子園を目指す選手に少しでもいい影響を与えられる存在になれれば。指導者を目指して頑張りたい」と夢を語り、「野球は『投げる、捕る、打つ』…いろいろな要素のあるスポーツ。勝つために何をしたらいいのかを自分自身、日本文理に来て学ぶことが多かった。もっと早い段階で基礎を作って上げられれば、新潟県の野球がレベルアップできる」と将来的には新潟県に戻り、高校野球も含め、小中学生の指導者も視野に入れながら大学生活を送る予定だ。

記念盾を手に、進学が決まった仙台大での活躍を誓った

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】内藤が今季主将に 新潟アルビレックスBC

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは14日、入団2年目となる内藤晃裕内野手(23歳・大阪体育大出身)が今季の主将を務めると発表した。

兵庫県出身の内藤は球団を通してコメントを発表。「野球人生でキャプテンを務めるのは初めてだが、新潟アルビレックスBCというチームでキャプテンができることをとても光栄に思う」と心境を明かした上で、「清水章夫監督がよく口にされる『野球を楽しめ』という言葉を大切に、とことん楽しんで真剣に野球に取り組み、その中でチーム全員が『独立リーグ日本一』という目標に強い気持ちを持ち、一戦一戦全力で戦う」と意気込みを示した。

2020年シーズンの主将に決まった内藤晃裕

2020年シーズンのBCリーグは3月14日から全体練習(キャンプ)が始まり、4月11日に開幕する予定。新潟は2年目の清水章夫監督のもと、5年ぶりのリーグ優勝、8年ぶりの独立リーグ日本一を目指す。

(写真・文/岡田浩人)

【お知らせ】第1回新潟野球サロン 武山カメラマンによるカメラ講座開催

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新潟野球ドットコムでは今シーズンの主催イベントとして「新潟野球サロン」を開催します。野球をより楽しむため、そしてより深く知るため、野球の魅力を様々な形で「発見」「再発見」できるような講座やトークイベントを不定期で開催していきます。

第1回は長岡市出身のフリーカメラマン・武山智史さんをお招きし、『もっとうまく、もっと楽しく野球を撮影するためのカメラ講座』を開催します。野球シーズン到来に備え、撮影がうまくなる「ワンポイント」をプロカメラマンが教えます。

講師の長岡市出身のフリーカメラマン・武山智史さん

[講座名]もっとうまく、もっと楽しく野球を撮影するためのカメラ講座
[主 催]新潟野球ドットコム
[日 時]2020年2月23日(日)18:30~20:30
[場 所]ハードオフ・エコスタジアム新潟 3階ラウンジ(新潟市中央区)
受講料]2000円(税込)

[主な対象球場でカメラ撮影をしてみたい初心者の方、子どもが野球を始めたのでうまく撮影してみたい保護者の方、高校野球に興味があり球場で撮影してみたい方、もっとうまく野球を撮影してみたい方、など受講者のレベルに合わせます。カメラがある方はご持参ください。カメラを持っていない方でも受講できます。

[お申し込み]件名に「カメラ講座受講希望」と記入の上、本文に①お名前②参加人数③メールアドレス、を記入し、info@niigatayakyu.com までメールにてお申し込みください。後程、新潟野球ドットコムより返信メールを送ります。募集人数は約20名で先着順となります。お問い合わせも上記メールアドレスよりお願いします。

武山カメラマンは「受講者の皆さんが新しい野球の撮り方を発見できるきっかけになれば」と話しています

(文/岡田浩人)

【野球場】野村氏の650号記念ボールを寄贈、鳥屋野球場で展示へ 新潟市在住の丸田さん

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2月11日に亡くなった野村克也氏(享年84歳)は1979年5月27日、新潟市の鳥屋野球場で650号本塁打を放った。そのボールを左翼席で手にし、野村氏から記念のサインボールとサイン入り帽子を受け取った男性がいる。新潟市在住の丸田徹さん(52歳)で、当時小学6年生の野球少年だった。41年前、野村氏から直接サインをもらった丸田さんは「オーラがあった。少年野球で捕手をしていると話したら、喜んでくれて『頑張れ』と励ましてもらった」と思い出を語る。突然の訃報を受け、丸田さんは長年大切に保管してきた記念のサインボールと帽子を新潟市に寄贈することを決めた。新潟市は鳥屋野球場に展示する予定で、丸田さんは「650号が達成された球場で多くのファンに見てもらい、野村さんの偉業を知ってもらいたい」と話している。

野村氏の650号記念サインボールとサイン入り帽子を前に思い出を語る丸田徹さん

野村氏は現役時代、王貞治氏に次ぐ歴代2位となる通算657本塁打を放った。その最後の“節目”となる650号を放ったのが1979年5月27日、鳥屋野球場で行われた南海ホークス対西武ライオンズの公式戦だった。西武の七番・捕手として先発出場した野村氏は4回表、左翼席に先制のソロ本塁打を叩き込んだ。

父親の英一さんと一緒に球場を訪れ、左翼席にいた丸田さんは「芝生の上でゆったり観戦していたら、目の前でボールがポーンとはねました」と思い起こす。素手でボールをつかんだ瞬間、「場内アナウンスで『650号ホームランです』と放送があった。大勢の人がワーッと覆いかぶさってきてもみくちゃに…父親が自分を守ってくれたのを覚えています」と笑う。その後、西武の球団職員からベンチ裏に来るよう案内された。

「西武の球団控え室に行くと、その日は登板がなかった東尾(修)さんがいらっしゃって相手をしてくれました。少年野球のチームの色に似ていたので当時自分は阪急の帽子を被っていたのですが、東尾さんが被っていた西武の帽子を頭に載せてくれました。5回の整備中だと思うのですが、野村さんがやって来た。ドキドキしました。やはり大物のオーラがありました。少年野球で捕手をしていると話したら喜んでくれて、『よし、頑張れ』と励ましてもらいました。ホームランボールと交換したサインボールに『650号ホームラン』と書いてもらい、帽子にサインをいただきました」

野村氏が「650号」と書いたサインボールを手に 当時小学6年生の丸田さん

その後、中学で卓球を始めた丸田さんは、北越高校時代には個人戦で県優勝を果たし、インターハイの団体戦で全国ベスト8に輝く。

「野球から卓球に種目は変わりましたが、ずっと野村さんに親近感を覚えてきました。著書も買いました。卓球でも戦術やビデオ分析をするなど野村さんに影響を受けました。野村さんは野球だけでなく、スポーツ界全体…スポーツ選手の考える力、弱者が強者に勝つためにどうしたらいいのかを考えた最初の方。日本のスポーツ界を変えた方だと思います」

大学を卒業後、丸田さんは障害者を支える仕事につく。現在は新潟県障害者スポーツ協会の事務局長として、障害者スポーツの普及・振興を図り、東京パラリンピックに向けた県内選手の支援などに汗を流す。

野村氏のサインが入った帽子と記念のボール 近く新潟市に寄贈される

11日に野村氏が急逝。訃報を聞き、「突然のことで驚いた」という丸田さん。「いつか、どこかのタイミングで寄贈したいと考えていた」と、このほど大切に保管していたサイン入りのボールと帽子を新潟市に寄贈することを決めた。

「できれば650号が達成された鳥屋野球場で多くのファンに見てもらい、野村さんの偉業を知ってもらいたい」と話す。ボールと帽子は近く新潟市に寄贈される予定。鳥屋野球場は展示スペースがないが、新潟市スポーツ振興課は「とても貴重な品。丸田さんの意向が実現できるよう、展示を検討したい」としている。

(取材・撮影・文/岡田浩人 写真提供/丸田徹さん)

【NPB】オリックス・漆原大晟が支配下登録 新潟医療福祉大出身

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NPB(日本野球機構)のオリックス・バファローズは20日、燕市出身の育成選手・漆原大晟投手(23歳・新潟明訓高-新潟医療福祉大)を支配下選手登録すると発表した。背番号は「65」。漆原は2018年の育成ドラフト1位でオリックスに入団。1年目の昨季はウエスタン・リーグで1勝0敗で23セーブを挙げ、リーグのセーブ王に輝いた。漆原は球団を通して「1試合でも多く一軍のマウンドに立ち、チームの役に立てるよう頑張りたい」とコメントした。

支配下選手登録を勝ち取ったオリックス・漆原大晟(写真は昨季)

(文/岡田浩人)

【高校野球】組み合わせ決まる 18日開幕の独自「夏季大会」

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新潟県高野連は1日、夏の選手権大会が中止となったことを受けて開催される独自大会「令和2年度新潟県高校夏季野球大会」の組み合わせを代理抽選(非公開)で行い、トーナメントの対戦カードが決まった。大会は7月18日に開幕し、順調に日程が消化すれば8月6日に新潟市のハードオフ・エコスタジアムで決勝戦が行われる。

今大会の参加は連合チームを含む73チーム(83校)。連合チームは白吉阿村(白根・吉田・阿賀野・村松)、長農正栃(長岡農・正徳館・栃尾)、十海塩松(十日町総合・海洋・塩沢商工・松代)、常総久(柏崎常盤・柏崎総合・久比岐)の4チーム。部員不足のため、分水、有恒、長岡高専の3校が欠場する。

◎夏季大会のトーナメント表◎ ※新潟県高野連発表

抽選は北支部36チームと、南支部に加茂市内の3校を加えた37チームに分かれて非公開で行われた。新潟県高野連によると、①球場までの距離、②各校の定期考査の日程、を考慮した上で代理抽選を行った。

抽選後、新潟県高野連の中原丈二専務理事は取材に対し、「自治体や関係団体の配慮があり、これだけの数の球場を確保できたことに感謝したい」と述べ、「選手には熱中症や感染症対策に十分気をつけた上で、ケガのないように大会に臨んでもらいたい。一緒に大会スローガンにある『グッドゲーム(Good Game)』を作っていきましょう」とエールを送った。

(取材・文/岡田浩人)

【高校野球】独自大会「夏季大会」が開幕 1回戦9試合を速報

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夏の全国高校野球選手権・新潟大会の代わりに開催される「新潟県高校夏季野球大会」(新潟県高野連主催)が18日、開幕する。大会には県王者を目指して73チーム(83校)が参加。18日は県内5球場で1回戦9試合が行われる。試合状況をできる限り速報する。

◎18日の1回戦の試合結果◎
<鳥屋野>
①佐渡4-3佐渡総合(試合終了)
佐渡総 000 300 000 =3
佐 渡 000 202 00 × =4

②新潟南6-4開志学園(試合終了)
開 志 000 100 120 =4
新潟南 200 000 04 × =6

<五十公野>
①村上桜ヶ丘22-0豊栄(5回コールド)
豊栄 0 0 0 00 =0
桜丘 2 15 3 2× =22

②五泉9-0新潟東(7回コールド)
新潟東 000 000 0 =0
五 泉 200 142 × =9

<悠久山>
①長岡商9-2見附(7回コールド)
見 附 002 000 0 =2
長岡商 171 000  × =9

②小出8-0加茂(7回コールド)
小出 302 030 0 =8
加茂 000 000 0 =0

<佐藤池>
①小千谷西2-0新井(試合終了)
新 井 000 000 000 =0
小千西 000 010 01 × =2

②十海塩松9-2高田農(8回コールド)
高田農  001 100 00 =2
十海塩松 200 001 51 =9
※十海塩松は十日町総合・海洋・塩沢商工・松代の連合

<源土>
①長岡工8-1長岡向陵(8回コールド)
向陵 001 000 00 =1
長工 011 004 02 =8

(取材・文/岡田浩人 ほか)


【高校野球】2回戦8試合を速報 夏季大会

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夏の全国高校野球選手権・新潟大会の代わりに開催される「新潟県高校夏季野球大会」は19日、4球場で1回戦8試合が行わる。試合状況をできる限り速報する。

◎19日の2回戦の試合状況◎※随時更新
<鳥屋野>
①新潟第一8-7新潟西(延長11回タイブレーク)
新潟西 002 020 100 11=7
新潟一 014 000 000 12=8

②巻総合(12:15)東京学館新潟ー
巻総合
学 館

<五十公野>
①新津13-3中条(5回コールド)
中条 300 00 =3
新津 040 63 =13

②新潟北0(1回表終了)4新発田農
新発農 4
新潟北

<悠久山>
①中越8-1三条(7回コールド)
三条 000 010 0
中越 100 041 2

②白吉阿村0(2回表終了)10六日町
六日町  10 0
白吉阿村 0
※白吉阿村は白根・吉田・阿賀野・村松の連合

<佐藤池>
①柏崎8-5柏崎工(試合終了)
柏工 100 112 000 =5
柏崎 130 111 10 × =8

②常総久(12:15)十日町
十日町
常総久
※常総久は柏崎常盤・柏崎総合・久比岐の連合

(取材・撮影・文/岡田浩人 取材・撮影/頓所理加 撮影/河内、各氏)

【高校野球】五泉がシード校の巻に競り勝つ 夏季大会2回戦

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新潟県高野連主催の独自大会「新潟県高校夏季野球大会」は23日、8球場で2回戦16試合が行われ、昨秋の上位4校であるシード校が登場した。秋の県大会で優勝した北越、準優勝の新潟産大附、ベスト4の加茂暁星が、それぞれ勝ち上がった。三条パール金属スタジアムの第1試合では昨夏のベスト8である五泉が昨秋ベスト4でシードの巻に競り勝った。

24日は鳥屋野球場など4球場で2回戦8試合、ハードオフ・エコスタジアムなど2球場で3回戦4試合が行われる予定。

三条パール①五泉3-2巻
力投する五泉の先発①渡部真白(3年)


◎23日の2回戦の試合結果◎ ※記録は新潟県高野連発表

<鳥屋野>
①新潟青陵5-4羽茂(9回サヨナラ)

(バッテリー)
羽茂:風間晴斗、加藤大和-佐藤拓海
青陵:阿部陽太、中村崇哉、村山北虎、鈴木隼輔-横山寛太
(二塁打)
羽茂:猪股昇悟(7回)、小林正典(8回)、風間晴斗(8回)
青陵:小嶋海(5回)

②北越10-0新潟南(5回コールド)

(バッテリー)
新潟南:井口駿、星野竜輝-山賀壮太
北 越:阿部柚士郎-小川稜太
(二塁打)
北 越:橋本悠平(1回)、小川耀生(3回)、本間大稀(4回)
(三塁打)
北 越:佐藤圭(1回)


<五十公野>
①新発田3-2新発田商

(バッテリー)
新発商:増子太一-澁谷壮大
新発田:佐藤慧泉、大越直人-猪俣翼
(二塁打)
新発商:中倉颯太(4回)
新発田:猪俣翼(1回)

②村上桜ヶ丘9-3新潟向陽

(バッテリー)
桜丘:近悠介、中川勝喜、菅原岳心-山下悠心
向陽:伊藤嵩琉、磯貝拓夢-本間大輝、伊藤嵩琉
(二塁打)
桜丘:小田有希(8回)
向陽:伊藤嵩琉(8回)
(三塁打)
向陽:太田和希(1回)


<みどりと森>
①新潟11-6佐渡(延長10回タイブレーク)

(バッテリー)
新潟:沼屋征海、遠藤彰-田中雅大
佐渡:橋本玲音、高野真-本間拓美
(二塁打)
新潟:田中雅大(7回)、八木慎一朗(8回)
佐渡:河原稜太(7回)

②新潟商11-4新潟工(8回コールド)

(バッテリー)
新潟工:荒川竜弥、村山拓海-近藤勝斗
新潟商:長谷川旭、安宅春人-髙橋宗吾
(二塁打)
新潟工:近藤伶(3回)、宮野陸大(4回)
新潟商:佐藤柊太(2回)、安宅春人(3回)
(三塁打)
新潟商:本田昴清(6回)、後藤拓未(6回)


<三条パール>
①五泉3ー2巻

(バッテリー)
五泉:渡部真白、塚野勇斗-伊藤知尋
巻高:中川智樹、村井孝輔-石倉拓馬
(二塁打)
五泉:塚野勇斗(8回)
巻高:石倉拓馬(1回)、村井孝輔(9回)
(三塁打)
五泉:渡部真白(3回)

五泉の先発①渡部真白(3年)


巻の先発⑩中川智樹(3年)


2回表、五泉は近藤大希(3年)の適時打で先制


秋ベスト4でシード校の巻 初戦の硬さから序盤先行され、ペースを掴めなかった

②新潟明訓13-0新津南(5回コールド)

(バッテリー)
新津南:佐藤岳、小原大也、向井優輝-山崎藍人
明 訓:阿部宏祐、斎藤琉生、関谷将馬-吉田健人
(二塁打)
明 訓:遠藤聖凪(3回)、高木雄哉(3回)、髙橋陽斗2(4回)
(三塁打)
明 訓:髙橋陽斗(1回)、高木雄哉(4回)
(本塁打)
明 訓:中野大樹(4回・ソロR)

選手10人で戦った新津南 経験豊富な3年生3人が下級生をけん引した


<悠久山>
①帝京長岡27-0加茂農林(5回コールド)

(バッテリー)
帝京:茨木秀俊、大川寅一、吉田行慶-田中大地
農林:周佐優斗-大野侑
(二塁打)
帝京:福野晴太2(3、4回)、茨木秀俊(3回)、田中大地(4回)、西村俊亮(4回)
(三塁打)
帝京:田中大地(2回)、幌村黛汰(3回)、西村俊亮(3回)渋谷大輔(5回)、
矢澤洋樹(5回)

②加茂暁星4-1小出

(バッテリー)
小出:渡邉璃空、髙橋洸-中島星空
暁星:砂川功樹-伊藤謙吾
(二塁打)
小出:山本凪耶(3回)、中島星空(6回)
暁星:佐藤健(1回)
(三塁打)
小出:山本凪耶(7回)


<源土>
①長岡商10-0三条商(5回コールド)

(バッテリー)
三条商:川嶋康世-山田麻仁
長岡商:伊藤暖人-木間駿貴
(三塁打)
長岡商:岩渕健太(5回)

②新潟県央工6ー0長農正栃
※長農正栃は長岡農・正徳館・栃尾の連合

(バッテリー)
長農正栃:細貝和-河野太晴
県央工業:菊地直、福原和馬、滝沢拓豊-小林龍翔
(二塁打)
長農正栃:平澤大空(3回)
県央工業:菊地直(8回)
(三塁打)
県央工業:浅野簾(1回)

間隔をあけ、校歌を歌う新潟県央工


長岡農・正徳館・栃尾の3校連合で戦った長農正栃


<佐藤池>
①新潟産大附10-3小千谷西(7回コールド)

(バッテリー)
小千西:山之内陽夏、浅見良太-星野駿平
産大附:林優大、佐藤翔太、小杉眞人-畠山祐輝
(二塁打)
小千西:鈴木悠哉(4回)
産大附:中村周磨(2回)、和田昂樹(5回)
(三塁打)
産大附:遠藤快(4回)

②上越9-1十海塩松(8回コールド)
※十海塩松は十日町総合・海洋・塩沢商工・松代の連合

(バッテリー)
上越高校:髙野空、山田幹汰、岡田太樹-小林優翔
十海塩松:滝澤智久-南雲和也
(二塁打)
上越高校:大野駿(7回)
(三塁打)
上越高校:滝澤周(3回)、佐藤駿平(5回)


<美山>
①糸魚川7-2糸魚川白嶺

(バッテリー)
白 嶺:青木蓮弥、松木央介-牧野太陽
糸魚川:井上信-丸山悠生
(二塁打)
白 嶺:関澤龍斗(3回)、青木蓮弥(4回)
糸魚川:東野亮太(2回)
(三塁打)
糸魚川:五十嵐瑞己(6回)、横井祥生(6回)

②関根学園12-5高田商(7回コールド)

(バッテリー)
高田商:上野飛鳥、望月歩-竹田由伸
関 根:保坂元紀、瀬戸景大-舘野彪馬
(二塁打)
高田商:上野飛鳥(4回)、西山玲(6回)
関 根:舘野彪馬2(1回、5回)、瀬戸景大(5回)、樋熊栞汰2(5回、6回)
(三塁打)
関 根:大原稜太(6回)、樋熊栞汰(7回)


◎24日の試合予定◎
◆2回戦◆ 
<鳥屋野>
①万代(9:00)日本文理
②新潟江南(12:15)敬和学園

<五十公野>
①新発田南(9:00)新発田中央
②新津工(12:15)村上

<源土>
①長岡大手(9:00)長岡
②三条東(12:15)長岡工

<佐藤池>
①上越総合技術(9:00)小千谷
②高田(12:15)高田北城

◆3回戦◆
 <エコスタ>
①新潟第一(9:00)東京学館新潟
②新津(12:15)新発田農

<悠久山>
①六日町(9:00)中越
②柏崎(12:15)十日町

(取材・撮影・文/岡田浩人 取材・撮影/頓所勇輝 撮影/河内、古川、石澤、各氏)

【高校野球】村上がコールド勝ち 東京学館新潟など4校が16強進出 夏季大会

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新潟県高野連主催の独自大会「新潟県高校夏季野球大会」は24日、6球場で2回戦と3回戦の計12試合が行われた。鳥屋野球場の第1試合では昨夏優勝校の日本文理が大勝した。五十公野球場の第2試合では村上がコールド勝ち。佐藤池球場の第2試合では高田北城が高田に勝って3回戦進出を決めた。また3回戦では東京学館新潟、新津、中越、柏崎の4校が勝ち、ベスト16進出を決めた。

25日は4球場で3回戦8試合が行われる予定。

五十公野②村上13-2新津工
1回表、村上が四番・当摩天喜(3年)の右中間適時二塁打で先制


◎24日の試合結果◎ ※記録は新潟県高野連発表

◆2回戦◆ 
<鳥屋野>
①日本文理17-0万代(5回コールド)

(バッテリー)
万代:古川隼也、長谷川凌太-吉田廉
文理:種橋諒、田中翔太-平野貴史
(二塁打)
文理:種橋諒(1回)、桑原大紀(3回)
(三塁打)
文理:佐々木翔大2(1回、3回)
(本塁打)
文理:桑原大紀(1回・2ラン)

②新潟江南10-0敬和学園(6回コールド)

(バッテリー)
敬和:小林司、藤井俊介-鈴木慎一朗、稲垣皆誠、鈴木慎一朗
江南:本多深成-藤﨑咲吉
(二塁打)
江南:藤﨑咲吉(2回)、本多深成(5回)


◆2回戦◆
<五十公野>
①新発田中央5-4新発田南

(バッテリー)
新発中:原礼二、飯嶋春斗、山岸閃理-本間一皓
新発南:大圖響、竹中哲心、大圖響-渡辺感大
(二塁打)
新発中:本間亮哉(4回)、本間一皓(7回)
(三塁打)
新発南:本間崇大(6回)

②村上13-2新津工(5回コールド)

(バッテリー)
村 上:齋藤知希-池田健汰
新津工:阿部拓、二村泰生、目黒雄太-田代光伸
(二塁打)
村 上:当摩天喜(1回)、齋藤知希(4回)
新津工:阿部拓(2回)、渡邉悠平(4回)
(三塁打)
村 上:本保蒼唯(2回)


◆2回戦◆ 
<源土>

①長岡大手10ー7長岡

(バッテリー)
大手:山下純平、川瀬友、上村健-山谷昂平、岡部凜平
長岡:関根勘太、本望祥太郎、中野悠平-大塚湧斗
(二塁打)
大手:瀬戸奏嬉2(1回、7回)
長岡:大塚湧斗(4回)、山岸大夢(6回)、中野悠平(6回)
(三塁打)
大手:木倉享之介(6回)
長岡:藤野拓真(6回)

②長岡工6-3三条東

(バッテリー)
長岡工:大塚夏間-山田大翔
三条東:浅田隼世-三ツ井洸太
(二塁打)
長岡工:吉田伸大(9回)
三条東:三ツ井洸太(1回)、大桃涼(5回)、安藤駿(9回)


<佐藤池>
①上越総合技術10-3小千谷(7回コールド)

(バッテリー)
小千谷:岩渕柊、赤井健太、堀井祐輔-真嶋郁吹
上総技:平田倖希、莅戸優太-藤巻一希
(二塁打)
上総技:吉田英治(2回)、丸山純矢(6回)

②高田北城7-2高田

(バッテリー)
北城:安達大輔、牛木研志-杉田将太
高田:小林慶祐-田中充
(二塁打)
北城:牛木研志2(1回、6回)
高田:大山智(2回)、山下遥輝(6回)


◆3回戦◆
 <エコスタ>
①東京学館新潟3-0新潟第一

(バッテリー)
第一:近藤想真-大野寛尚
学館:高橋駿、南波秀-神保智哉
(二塁打)
第一:近藤想真(5回)
(三塁打)
学館:神保智哉(4回)

②新津9-2新発田農(8回コールド)

(バッテリー)
新発農:沼澤竜馬、葛見柊太-葛見柊太、髙橋司
新 津:早川友基、井田千翔-藤田拓蔵
(二塁打)
新発農:山口隼生(5回)
新 津:阿部雄大(4回)、早川友基(8回)、藤田拓蔵(8回)
(三塁打)
新発農:相馬健太郎(8回)


◆3回戦◆
<悠久山>

①中越18-0六日町(5回コールド)

(バッテリー)
中 越:佐藤雄飛、加藤秀成、佐藤旦有夢-外山俊、永井幸太
六日町:山之内稜真、宮伽成、田村野愛、皆川成、岡部爽空-貝瀬陽、渡邉康太
(二塁打)
中 越:渡辺恵多(2回)、大勝尊2(2回、4回) 酒井龍聖(2回)、豊岡臨(3回)
六日町:水澤光陽(4回)

②柏崎15-12十日町

(バッテリー)
十日町:矢口竜也、田村岳人、西畔侑玖、矢口竜也-小林日和
柏 崎:小黒正太郎、阿部達海、渡邉倖-村山颯太
(二塁打)
十日町:田中孔明(1回)、田村岳人(3回)、樋口怜(9回)
柏 崎:若月涼真2(1回、5回)、本間康平(3回)、村山颯太(5回)、宮崎真央(7回)
(三塁打)
柏 崎:宮崎真央(5回)、村山颯太(5回)


◎25日の3回戦予定◎
<エコスタ>
①北越(9:00)新潟明訓
②新潟商(12:15)五泉

<鳥屋野>
①新潟青陵(9:00)新潟
②村上桜ヶ丘(12:15)新発田

<悠久山>
①加茂暁星(9:00)帝京長岡
②新潟県央工(12:15)長岡商

<佐藤池>
①関根学園(9:00)新潟産大附
②上越(12:15)糸魚川

(取材・撮影・文/岡田浩人 撮影/各氏)

【高校野球】北越×明訓など3回戦8試合を速報中 夏季大会

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新潟県高野連主催の独自大会「新潟県高校夏季野球大会」は25日、4球場で3回戦8試合が行われる予定。試合状況をできる限り速報する。

◎25日の3回戦の試合状況◎
<エコスタ
①北越3(3回表終了)0新潟明訓
北越 102
明訓 00

②新潟商(12:15)五泉

<鳥屋野>
①新潟青陵1(3回表終了)4新潟
新潟 013
青陵 10

②村上桜ヶ丘(12:15)新発田

<悠久山>
①加茂暁星0(4回終了)0帝京長岡
帝京 000 0
暁星 000 0

②新潟県央工(12:15)長岡商

<佐藤池>
①関根学園0(3回終了)1新潟産大附
産大 100
関根 000

②上越(12:15)糸魚川

(取材・文/岡田浩人 撮影/各氏)

【高校野球】ベスト16が出そろう 夏季大会3回戦

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新潟県高野連主催の独自大会「新潟県高校夏季野球大会」は26日、2球場で3回戦4試合が行われた。ハードオフ・エコスタジアムの第1試合では昨夏優勝の日本文理が新潟江南にコールド勝ち。第2試合は村上が新発田中央に快勝した。悠久山球場の第1試合は長岡大手が延長10回タイブレークの末、長岡工にサヨナラ勝ち。第2試合は高田北城が上越総合技術をくだした。これでベスト16が出そろった。4回戦は8月1日に4球場で行われる。

悠久山①長岡大手4-3長岡工
延長10回裏、長岡大手が1死2、3塁から岡部凜平(3年)の適時打でサヨナラ勝ち


◎26日の3回戦の試合結果◎ ※記録は新潟県高野連発表

<ハードオフ>
①日本文理15-0新潟江南(5回コールド)

(バッテリー)
江南:本多深成、吉岡大輝、長谷川輝、本多深成-藤﨑咲吉
文理:長谷川優也、種橋諒-千島広大、平野貴史
(二塁打)
文理:桑原大紀(1回)、野本稜介(2回)、中田龍希(3回)、齋藤現起(4回)
(三塁打)
文理:長谷川優也(4回)

日本文理の先発⑤長谷川優也(3年)


新潟江南の先発①本多深成(3年)


1回裏、日本文理が三番・大矢怜(3年)の中犠飛で先制


4回裏、新潟江南は⑤吉岡大輝(2年)が登板


4回裏途中から新潟江南は⑧長谷川輝(3年)がマウンドへ


4回裏、日本文理は齋藤現起(3年)の左前適時打で9-0とリードを広げる


日本文理は5回、①種橋諒(3年)が登板


新潟江南は16年ぶりとなる夏4回戦進出はならなかった


ベスト16進出を決めた日本文理は4回戦で新潟と対戦する

②村上9-2新発田中央

(バッテリー)
村上:齋藤知希、前田奏多-池田健汰
中央:山岸閃理、長谷川翔午、飯嶋春斗、鵜頭航-本間一皓
(二塁打)
村上:当摩天喜(6回)
中央:本間亮哉(6回)
(三塁打)
村上:佐藤壮星(7回)、池田健汰(9回)
中央:中野冬椰(8回)

新発田中央の先発⑩山岸閃理(1年)


村上の先発①齋藤知希(3年)



2回表、村上が六番・池田健汰(3年)の中前適時打で2塁から当摩天喜(3年)が生還し、1-0。この回2点を先行する


2回裏、1点を返した新発田中央は2死3塁から本間一皓(2年)の中前適時打で2-2の同点に追いつく


6回表、ピンチでマウンドに集まる新発田中央



6回表、村上は2死1、3塁から齋藤知希(3年)の中前適時打で3-2と勝ち越し


新発田中央は7回から⑱長谷川翔午(2年)がマウンドへ


7回表、村上は佐藤壮星(3年)の中越え2点適時三塁打で8-2と突き放す


新発田中央は7回途中から①飯嶋春斗(3年)が登板


4年ぶりにベスト16に進出した村上 4回戦は村上桜ヶ丘と対戦する


ベスト16進出はならなかった新発田中央


<悠久山>
①長岡大手4-3長岡工(延長10回タイブレーク)

(バッテリー)
長岡工:栗田裕史、大塚夏間-山田大翔
大 手:田村優太、上村健-岡部凜平
(二塁打)
大 手:宮島輝(8回)
(三塁打)
長岡工:田中壱成(4回)
大 手:村山純平(3回)

長岡大手の先発⑩田村優太(3年)


長岡工の先発⑱栗田裕史(2年)



2回表、長岡工は七番・片桐瑛太(3年)の中前適時打で先制



3回裏、長岡大手は四番・木倉享之介(3年)の中前適時打で、三塁打で出塁した村山純平(3年)が生還し、1-1の同点に追いつく


長岡工は4回からエース①大塚夏間(3年)がマウンドへ


長岡大手は5回1死満塁からエース①上村健(3年)が登板


5回表、長岡工は1死満塁から投ゴロ→本塁封殺→一塁送球セーフ→二塁走者飛び出し二塁へ送球→その間に三塁から主将の廣川颯斗(3年)が生還、3-2と勝ち越し




8回裏、長岡大手は1死2塁から主将の宮島輝(3年)の中越え適時二塁打で岡部凜平(3年)が生還し、3-3の同点に


タイブレークの延長10回裏、長岡大手が1死2、3塁から岡部凜平(3年)の適時打でサヨナラ勝ち


好投の長岡工①大塚夏間(3年)はサヨナラ負けの瞬間、呆然と立ち尽くした

②高田北城7-2上越総合技術

(バッテリー)
上総:平田倖希、吉田英治、小林天優-藤巻一希
北城:安達大輔、藤井幸之助、牛木研志-杉田将太
(二塁打)
上総:齋藤陸真(6回)
(三塁打)
北城:竹内結大(5回)
(本塁打)
北城:安達大輔(5回・2ラン)

高田北城のエース①安達大輔(3年)


上越総合技術の先発①平田倖希(3年)


上越総合技術は3回から③吉田英治が登板


3回裏、高田北城は武江佑樹(3年)の左前適時打で2-0に


上越総合技術は3回途中から⑩小林天優(2年)がマウンドへ



5回裏、高田北城は三番・安達大輔(3年)の左越え2ランで7-0に


7回裏、1死満塁のピンチでマウンドに集まる上越総合技術ナイン この跡、併殺でコールドのピンチを凌いだ



9回表、上越総合技術は篠宮聖岳(2年)の適時打で1点を返す


ベスト4に進出した2017年以来、夏ベスト16進出を決めた高田北城


2年ぶりの夏ベスト16進出はならなかった上越総合技術


◎8月1日(土)の4回戦予定◎
<ハードオフ>
①北越(9:00)東京学館新潟
②日本文理(12:15)新潟

<五十公野>
①村上桜ヶ丘(9:00)村上
②新津(12:15)五泉

<悠久山>
①加茂暁星(9:00)中越
②長岡大手(12:15)新潟県央工

<佐藤池>
①柏崎(9:00)関根学園
②上越(12:15)高田北城

(取材・撮影・文/岡田浩人 取材・撮影/河内、石澤、各氏)

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